highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

Paris-Brest-Paris 2023: Quedillac - Brest - Gouarec

二日目はBrestで折り返してGouarecまでの350kmの予定。

Quedillacで軽く飯を食ってから出発。まだ暗いし、集団とかは全然いない。視界に入るのも二、三人。一人だとロータリーの出口を間違えてあらぬ方向に行ってしまうので注意しないといけない。というか、何度かあらぬ方向へ行った。Loudeacまではただただ暗闇の中を行くという感じ。

Loudeacに到着。食堂に行くとタカトリさんとつかぽんさんが寝てた。二人は90時間組なのでこの時間にここで寝ているのはかなりヤバそうだがどうだろうか。隣で飯を食って一言言って先に出発。

Loudeacを出てしばらくするとあおきさんに追い付いた。こちらも90時間組なのでこれはかなり借金がありそうだがと思って話を聞くと、スマホを落として探し回っていたとのこと。同行していたくりたさん(Project Kの店長)と連絡が取れず、先に行ってしまってはぐれたと。一緒に走ってくださいということなのであおきさんのスマホ紛失の顛末やここまでの調子を聞きながら進む。しかし、どうも食べ物も合わないようで、パンを食べることができず、持参したお粥を食べながら走るという厳しい道中になっているようだ。途中、道端でお粥を食べるというので待っていたが、待っていても手持ち無沙汰なのでくりたさんにFBのメッセンジャーで電話をかけてみる。と、どうもすでにCarhaixに到達しているとのこと。しかし「St Nicolasの手前にシークレットみたいなのがあってスルーしちゃったんだけどあれはシークレットなのかな?」と仰る。そこに到着したらまた連絡しますと電話を切り、お粥休憩を終えたあおきさんとCanihuelへ。

「やっぱりシークレットです!」

「マジで!」

「どうせこのまま行ってもサインなしで認定されないんだし、くりたさん!戻ってきましょう!戻ってきてあおきさんと再合流しましょう!(ニコニコ)」

「きみも酷いことを言うねぇ〜」

みたいなやり取りをした。戻ってきてくれるそうだ。

Saint-Nicolas-du-Pelemに到着。Davidさんがいた。もうDNFを決めたらしい。7月に事故ったとかで本調子じゃないとのこと。軽く補給をした後、くりたさんも戻ってくることだしとりあえず前に進みましょうとあおきさんと出発。が、やはりどうも登りであおきさんが遅れ気味。こちらにも制限時間はあるしな〜と思いつつ、そろそろくりたさんが戻ってきてスライドするやろと思っていたらその通り。スライドの際にあおきさんが少し後ろにいることを伝え、「そのうち後ろからくりたさんが戻ってくるからな!すまん!」と思い、ちょっと踏みました。本当にすまん。

しばらくすると後ろからタカトリさんが現れたが妻の方がいませんでした。大借金を返済するために女房を捨てた漢の背中である(酷い言い方)。

そしてCarhaix-Plouguerに到着。ここは食事の選択肢がいまいちだよなぁ。タカトリさんはコントロールを出てしばらく行ったところでスーパー?に消えていった。

Carhaix-PlouguerからBrestって90kmもあるし、チマコッピまで登るのでだるいところ。ちょうど脚の合う面々で集団になったので5〜6人のグループで黙々と登る。が、英語が通じないグループだったので、特に会話なし。後ろでイタリアのおじさんがイタリア語で何か言ってたけど、全くわからん。とりあえずチマコッピの電波塔のところまで集団で行って下りで解散。外国人の速い下りにはついていけぬ。ゆるりと下っていたら元気いっぱいのタカトリ号がぶっ飛んでいった。妻を切り離したから軽快なのか(酷い言い方)。

Landerneauを過ぎたところから始まるBrestの手前のアップダウンが大変だるい。前回とコースは違うがだるいものはだるい。なんとかBrestに到着。

Brestではひめい夫妻やタカトリ夫妻と一緒になった。シアトルのMarkも大体同じぐらいのペースなのでよく会う。とりあえずレストランでちゃんと飯を食う。

あと、トイレのドア開けたら中に女性が入っていてキャーという悲鳴とともにバタンと閉められました。すまんかった。しかし鍵ぐらいかけやがれ。

定番スポット。SimonとSallyがいたので一緒に写真を撮った。

Brestを出るとビンテージもののバイクで参加されている日本人の方に遭遇。PBPを走るためにあるような自転車のようだ。シングルギアは大変そうだった。

また、coffeeneuringを主宰しているMaryにも会った。Cascade 1200に参加した時にcoffeeneuringを知ってからは毎年地道にやってきたけど、ついに教祖様にお会いした。一日目のスタート直後にもちょろっと会話を交わしていたが、集団で追い越したシーンだったのでろくに会話できずだった。タンデムの後ろにいるとリズムができていい感じ。そして下りで置いていかれる。

chasingmailboxes.com

Maryのブログ。

Playbenのシークレットではちびっこ達がサインしていた。児童労働の闇だ。

彼らはきっとPee Time。

Carhaix-Plouguerに到着。いよいよ90時間の方も増えてきてレストランでちょっと並んだ。そもそもCarhaix-Plouguerだというのもあるだろうし、PBP全体からすると後ろの方だというのもあって飯が悲惨。パスタにかけるソースは全部売り切れになっていた。これは辛いなと思っていたら、レジの横にケチャップの小袋があったのでこれをもらっていく。でもまぁ食事としては厳しいな。今回のワースト飯はこの時のものだと思う。また、亀太郎御一行とも再会した。

ちょうど0時にGouarecに到着。計画とピタリ一致なので本日はここまでにして寝ましょう。ここの仮眠所はテントを立ててその中に簡易ベッドを並べただけのもの。暖房はないし、テントは隙間だらけで寝るには寒かった。途中でエマージェンシーヴィヴィを出してくるまった。食堂の隅っこで寝た方がナンボかマシだったな。失敗だった。

Zzz...

二日目になると景色にも完全に飽きてきており、コントロールとコントロールの間の走行中の写真が一枚もないところもあるな。夜は仕方ないけど一枚ぐらいは撮るというのを意識してもよかったかもしれん。