highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

阿蘇山サイクリング(Coffeeneuring #4)

6時前に起床したので、朝風呂に入った後、ホテルの朝食バイキングへ。

もりもり食うぜ〜ということで熊本名物っぽいのをいっぱい食べた。馬肉ミソとか馬肉カレーとか。

てきぱきと準備を済ませ、8時前にはホテルを出発。もうブルベではないので気楽である。

まずは熊本市北区にある九州食肉産業さんへ向かう。PBPのゴールでドヤ顔写真を撮ったのだが、その後ろに写り込んでいるのが同社の社長なのだという。以前けいこさんに教えてもらった。であれば、訪問せねばなるまいと思っていつか行くリストに入れてあったのだ。

9時に到着。店内にPBPバナーのある馬肉屋(by R熊本のリーフさん)。社長が不在のようだが、その息子さんに応対してもらって実家用と自分用のお土産を買い、どちらも宅急便で送ってもらうように手配。息子さんも自転車に乗る方のようなので話が早く、先日もフレッシュの方々が立ち寄って行かれましたよなどと伺っていると、社長はちょっと離れた別の場所で新店舗建設中の現場に出向いているとのこと。

こんにちは〜。本当はランチもいただきたかったのだが、時間的に都合が合わないので今回は挨拶だけで失礼した。またどこかのブルベで会うことを誓う。あと、九州食肉産業の馬肉は川崎の居酒屋にも卸しているそうなので、そちらへも伺わねばなるまい。

阿蘇山へ向かう。帰りは20:30の便なので時間はたっぷりある。

途中、あまりの暑さにジャージを脱いでメッシュのインナーのみのスタイルになる。さすがにこれで走ると変質者で通報案件だが、PBPのと同じL2Sの反射ベストなのでなんとか変質者スタイルは免れた。あと、けいこさんにもらった陣太鼓を背中のバックパックに入れていたが、少し重いので体力を奪われる。「いつもなら人数が多いから一人一個だけど今回は一人しかいないので丸ごと持っていって」と渡されたのが地味にきく。

阿蘇駅に到着。阿蘇山へは、10km登ってカルデラ内に入り、カルデラ内で10km平坦を走り、10km登れば山頂という感じなのだな。

サイクリング推し地域なのだろうか。阿蘇駅前のローソンで休憩をしてヒルクライム準備を整える。

すばらしいヒルクライムだった。今回の遠征のメインイベントみたいになってしまった。

Coffeeneuringもやっていく。

進行方向を見ると火口があり、道路が続いている。ルートを引いたときはそこまではいいかなと思ったけど、いざ目の当たりにすると興味が湧いてくるし、車が行き来しているのが見えるので、もしかしてあそこまで行けるのでは?と思って急遽火口方面へ。有毒ガスによる規制が解除されていて、火口まで自転車で行けるようだったので、こんな機会はそうそうないからと思って、登ることにした。ゲートのお兄さんにどれぐらいの距離と聞くと、1kmぐらいだけど超きついよとのこと。なるほど〜。

斜度が15%ぐらいあるところが延々続くので大変きついのだが、歩行者は通行禁止なので押して歩きたくなっても自転車を下りることができない。歩行者になってはいけないのだ。

絶景だった。

17時半ぐらいに空港に着いて空港近くの馬肉屋で夕食にしてから帰るかと思って、一目散に下る。40kmぐらいあるけどほぼ下りだ。

おいお前。気持ちよく下っていたらいきなり目の前に牛が現れたので思わず右側に避けた。

旅の終わりという風景。

なんと馬肉屋は日月しか営業していないようで休業日であった。失意のまま空港へ。パッキングを済ませ自転車を預ける。自分の自転車が荷物検査機を通らないので、一旦ばらしてツールケースとかの中身だけをチェックする羽目になった。

最後の夕食はフードコートで赤牛の焼き肉定食となった。

22時に羽田に到着し、自転車を組み立て、自走で帰宅。金曜の朝に自宅を出て、ひたすら自転車に乗っているだけの休暇だった。楽しかった。そして、なんと九州にいる間は一滴も雨に降られないという奇跡のような遠征だった。