highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

Paris-Brest-Paris 2023: Rambouillet - Quedillac

今回は84時間組の最初の枠のWでスタート。前の方に並んだ。初日はQuedillacまでの378kmの予定。

5時はまだ暗く、スタート直後は大集団のまま暗闇の中を行く。かなりのペースで進んでいるが集団の中にいるので楽チンだ。スタートしてしばらくしてだったと思うけど、オーストラリアジャージの方に「久しぶり!」と声をかけられた。昨年のPerth-Augusta-Perth 1200で一緒だったChrisだ。PAPをゴールしてすぐ近くのバーでビールを飲んで解散して以来の再会。また、この組にはPAP1200で一緒だったScottやAndrew(Trans OZのオーガナイザー。PAPのオーバーナイトコントロールでは毎晩隣で寝てた(誤解を招く表現))の他にシアトルのMarkもいる。Wには日本からのエントリーは自分一人だけのようだが、何なりと知り合いがいるし世界は狭い。

前の方でスタートしたので先導のバイクが見えるけど、84時間組の先頭なのでもちろんタイム狙いの人もいるだろうしかなりのペースで進んでいるので、ずっとついていくとあっさりと終わるやつやなと思い、一時間ぐらい経ったところで集団の後ろに下がって付かず離れずでヒラヒラしていたが、集団が割れて第二集団ができたところでそちらに移動。こちらは無理なく脚が合う感じの集団なのでここに陣取る。ずっと隣にいたフィリピンの女性(写真左)、PBPゴール後の翌日のLRM総会でフィリピンの代表であることが判明(そして総会でLRMの新副会長に選ばれました)。強い。第二集団には他にもフィリピンやマレーシアの方が多く、アジアのグループという感じであった。

そして仲良く千切れました。

Martagne-au-Percheのコントロールはガラガラ。第一集団は行ってしまった後だし、そもそも人数もそんなに多くないのでレジ待ちの必要なし。とりあえずパンオショコラとシャンボンだけ食べた。

Villaines-la-Juhelまでも脚の合う人たちと集団を作りつつの走行であった。Villaines-la-Juhelに到着して最初の200kmが7時間半。貯金も十分。一方でこんなペースで走り続けても自爆するだけだなということで、ここからはマイペースで行くことにした。新車にはパワメをつけたので、PWRで2倍ぐらいをキープするようにして、踏み過ぎないように意識した。暑いのであんまりがんばりすぎてもよくなさそうだし。本当は心拍計もつけるつもりだったけど、用意だけして宿の椅子にかけたまま忘れてきてしまった。普段つける習慣がないとこういうときにミスをやらかす。

賑やかスポット。

プライベートエイドにいた悪党ども。「水をくれ」というランドヌールを容赦なく水鉄砲で撃っていた。カメラが曇るからやめたまえ。防水じゃないコンデジやったらおっちゃんブチ切れるとこやで。

例の橋のある町のプライベートエイド。レモネードをいただいた。休憩しているとPEKOさんが通過していった。

Fougeres。300km弱走ってきて腹も減ったのでここでガツンと食いたいところ。あと、AJ長崎のてれすけさんに会った。残念ながらタイムオーバーでもう止めるらしい。

というわけで、レストランに移動してガツンと食べておきました。こんだけ食べればこの後も安心。

Fougeresを出てすぐだったと思うけど、目の前にエンジンから火が出ている車が!運転手のマダムがおろおろしているし、これは消火しないとあかんやつやなということで、後ろにいたシンガポールのランドヌールと一緒に水をドバドバかける。そもそも水をかけていいのかもよくわからないけど、とりあえず水をかけることしかできないのでドバドバかける。通りがかりの車からも「マダム〜水〜」と水の差し入れがあったので、それも全部投入して消火した。そしてこれ以上は何もできないのでその場を後にした。とりあえず爆発せんでよかったな。エンジンから火が出ているの、初めて見たかもしれん。

Tinteniac。仮眠の予定は次のQuedillacなのでTinteniacからは25kmほど。補給はオランジーナ二本で軽く済ませる。AJたまがわの某嫁さんに会った。90時間の最終組とはいえ、この段階で84時間組に追いつかれて大丈夫なのだろうか……という余計な心配をした。が、作戦があるのだろう。

22時にQuedillacに到着。スタート直後の高速集団のおかげで予定してたより早く到着した。すーさんをはじめとした亀太郎御一行と入れ替わりとなった。ジュースだけ飲んで仮眠所へ。

ここの仮眠所は当たりの仮眠所だそうで、まったくその通りであった。ジャージの上を脱いでレーパンとインナーシャツで寝転がっても全然寒くない。空調も効いていて最高。

Zzz...

それにしても今回は道中の風景の写真がほとんどないな。似たような景色ばかりで飽きてくるので仕方ないが。