highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

別府史之選手が日本チャンピオンに

全日本自転車競技選手権ロードレース、先々週のタイムトライアルに続いて別府史之選手(チーム・レディオシャック)が勝利。これでロードレースとタイムトライアルの日本チャンピオンということに。
新城幸也選手(ヨーロッパカー)にせよ、宮澤崇史選手(ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットーリ)にせよ、海外組は単騎参戦ということで、国内のチームにどう対抗するのかが見所だったけど、終わってみればシマノレーシング愛三工業レーシングチーム、チームブリジストンアンカー、宇都宮ブリッツェンがチームとして手を打ってきたのを弾き返しての海外組のワンツーだった。
途中でアタックして逃げ集団に追いつき、残り60kmぐらいまで逃げた別府選手は、吸収された時点で今日は終わりかなと思ったけど、最後まで集団に残って登りのスプリントを制して勝利。逃げているときは結構引いているように見えたし、脚使ってるんだろーなーと思っていたけど、そんなことはなかった。今日のレースでは一番強い走りだった。これから一年、別府選手が海外のレースで日本チャンピオンジャージを着るのだから、期待するなという方が無理。新城選手は集団が逃げを吸収した後に、単独でアタックを仕掛けたりと見せ場たっぷり。最後はわずかに届かなかったけど、欧州で走っている実力は存分に見せてもらった。本人は相当悔しいだろうけど。3位の清水都貴選手は周回ごとにカメラ目線で通過していくという、こっち見んな状態で周回を重ねたわけで、それはそれで印象的だった。
さすがに日本で誰もが勝ちたいレース、日本のチームはエースを守るために一人、また一人とアタックしたり、アタックを潰したりと、その駆け引きこそがロードレースの醍醐味であり、そこにはレースのリザルトを見ただけではわからないドラマがある。
最後にUSTで中継をしてくださったくりらじの皆さんに感謝。中継カメラの切り替えもスムーズだったし、固定カメラだけでも十分にレースの状況を把握できたし、ゴール前もばっちり。岩手で行われているレースをカメラ数台で撮影、下関でカメラの切り替えをして配信、沖縄からSkypeで解説というのは、いやはやすごいなという感想しかなかった。