ザッツザプレンティに続いて、ヒシミラクルまでもが引退!?
古馬中長距離路線で久しぶりに出た個性派が引退していくのはとても惜しい。サッカーボーイ産駒で芦毛で鞍上が角田氏って言うだけでもうスターという言葉からは遠いところに位置してしまう。しかも前哨戦もしっかり負けるもんだからG1では人気薄。ところが、いざレースになると本気を出すのか、強い競馬をして勝ってしまう。3コーナーから押しまくり、角田氏の腕が悲鳴をあげるんじゃないかというロングスパートで差しきるレース運び。長距離だけでなく中距離のスピードにも対応できる事を示した2003年の宝塚記念はそんなヒシミラクルの真髄を見た気がした。
2003年の宝塚記念の映像を見返しているのだが、前年の年度代表馬シンボリクリスエスに、そのシンボリクリスエスに捕らえられたものの有馬記念で 2着に粘ったタップダンスシチー、皐月賞とダービーを制したネオユニヴァース、芝ダートを問わずにG1を勝っているアグネスデジタル、前年の宝塚記念馬ダンツフレーム、菊花賞・天皇賞(春)のヒシミラクル、その他にもG1でも常連のツルマルボーイやバランスオブゲームが出走している。そのメンバーで、直線は早めに抜け出したシンボリクリスエスをタップダンスシチーが捕らえ、外からヒシミラクルが差し、さらに外からツルマルボーイが突っ込んできて見応え十分。
やっぱり残念だなぁ。