highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

ジロ三週目です

火曜日のジロのチマコッピステージ、ステルヴィオ峠がエクストリームな天候でとてもスポーツという感じではなかった。ジロの主催者がドSなのは周知の事実であるが、去年は雪でステルヴィオ峠はキャンセルになったのに、今年は雪なのに決行してるとか、どう考えても頭おかしい。ステルヴィオからのダウンヒルでレースがニュートラルになるならないで情報の錯綜があったらしく、マリアローザのウランちゃんのグループが安全に下っていたら、キンタナとローランが抜け出してタイムを稼いでしまった。これはいまだに揉めているらしい。最後の山頂フィニッシュでキンタナの走りが圧倒的だったので、下りでタイム稼がなくてもマリアローザはキンタナの手に渡っていたのでは、という気もするのだが、でもまぁやっぱりそれでは納得しないなというのもわかるし、これは後々まであーだこーだ言われるステージになったと思う。そんな中、一番心に来たのはヘシェダルさんの必死のパッチの走りだった。小さい身体で軽快に登っていくキンタナに、でかい身体で必死にペダルを踏んで食らい付く姿がかっこよかった。
昨日のステージは平坦つるぺたステージだったけど、逃げが容認されてスプリンターチームの出番なし。最後に抜け出して勝ったのはピラッツィさんだったが、やってはいかんガッツポーズ(アメリカで言うところの中指を立てるポーズ)をやってしまって罰金を喰らったらしい。その後、小集団のゴールがあったが、そのトップを取ったヴェッカネンさんがこっちは優勝でもないのに勘違いでガッツポーズをしていまい、これはこれで悲しいシーンだった。まさか前に抜け出した勢がいるとは……というやつですな。