昨年2月にEquilibrium Cycle Worksにオーダーしたフレームが6月半ばにようやく納車された。というところでその記録。
オーダー時にお願いしたのは、「ロングライドも行けるけど、グラベルにも気兼ねなく突っ込んでいけるようなオールロードバイクにしてほしい」ということ。そこでフレームはEquilibriumのロードバイクのE1ではなく、グラベルバイクのBrutalistをベースとすることになった。コンポ関連は機械式変速、機械式ディスクブレーキ。フルフェンダーを装備。タイヤのクリアランスは40cぐらいまでは入るとうれしいということをリクエストした。
当初昨年内には完成している予定だったけど、材料の到着が遅れたりでフレームが完成したのは今年の2月。さらにヘッドセットの納品遅れとかもあって完成は6月になった。
デザインはEQのお二人に任せた方がよかろうと思い、ほぼお任せ。最初はパナチタンから趣向を変えて、シートポストやステムをシルバーにしてもいいかなと思っていたけど、自分のようなでかいフレームだと黒の方が締まって見えるはずというお二人の意見もあって黒で統一。色は青基調でということをお願いしたけど、デザインに関して細かい注文は何もしていない。フォークも本来は先端にColumbusのロゴがあるやつだが、EQマークで上書きされていた。自分が思っていたより断然いい感じに仕上がっているので、やはりこういうものはセンスのある方々に任せた方がよい。
コンポは機械式のSHIMANO R8000。なるべく電池を使うものを増やしたくないというのが理由。海外のブルベを走るとやはり電動変速を積極的に使う気にはならんし、そもそもブルベは世界的に見れば中高年のバイクギークの遊びなので、機械式変速の調整ぐらいならオーバーナイトコントロールにいるそこら辺のおっちゃんに頼めば寝てる間にやっておいてくれる(他力本願)。
ブレーキはEQUAL。ちょうどパーツ発注のタイミングで新色のブラックが発売になったので黒にした。元々あったグレーよりも今回のフレームに合う色でタイミングがよかった。手がデカくて握力もあるのでリムブレーキでも全然制動力に不満を感じたことはないが、リムブレーキに投資する時代でもない。プロの世界でエアロ化が進む以上剛性が高くなったフレームをどこで中和させるのかというとタイヤになるし、太いタイヤを入れるにはディスクブレーキシステムに頼るしかない。
タイヤは無印のGravel King 32cにした。チューブドで運用の予定。組み立てをお願いしたMAGNETの方も仰っていたが、グラベル走行で32cより太いタイヤをメインで常用するならチューブレスをすすめるけど、舗装路メインで32cぐらいまでならチューブレスは手間の割りにメリットが少ないのでおすすめしないとのこと。空気圧は5.0bar。もうちょい下げてもいいかもしれない。日本に加え、米仏豪とブルベを走ったけど、自転車にとって一番舗装が悪いのが日本だと思う。本邦は道が狭い上に自転車が追いやられる左端は舗装が割れてたり段差があったりでめちゃくちゃ不満。そういうところは太いタイヤでいなすのがよいはず。
フェンダーは700-32cに合うようにしているけど、フェンダーを外せば40cぐらいまでは入るようにしてもらった(実際には40cはギリギリっぽいのでタイヤによりけりになりそう)。
ダボ穴はダウンチューブの下に追加した。以前はパナチタンでもダウンチューブの下にボトルケージを増設していたけど、一度派手に破損したことがあってあれ以来全く使っていないが、念のためにダボ穴を付けてもらったという感じ。最近トップチューブにもトップチューブバッグ用のダボ穴を備えたモデルが多いけど、そもそもトップチューブバッグを使っていないし、必要になった時に後から増設すればいいよとのことで、とりあえず今はダウンチューブの下のみ。
というわけで、こんな感じのパーツで組みました。
- フレーム: EQUILIBRIUM BRUTALIST
- フォーク: Columbus Futura Gravel
- ヘッドセット: Chris King NTS
- ホイール: SHIMANO WH-R8170-C36-TL
- ハンドルバー: Dixna J-Fit FZ handlebar 400mm
- ステム: NITTO Ui25 110mm
- シートポスト: NITTO S65
- サドル: Fabric Scoop Elite Shallow
- シートクランプ: THOMSON SEATPOST COLLAR SEATCLAMP
- BB: TNI T47 エクスターナル セラミックBB シマノ用
- クランク: FC-R8000-P 52/36 175mm
- ペダル: SHIMANO PD-M8100
- パワーメーター: 4iiii Precision Pro
- STIレバー: SHIMANO ST-R8000
- FD: SHIMANO FD-R8000
- RD: SHIMANO RD-R8000
- リアスプロケット: SHIMANO CS-R8000 11S 11-32T
- チェーン: SHIMANO Chain CN-HG701
- ブレーキ: GROWTAC EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー
- ディスクローター: SHIMANO RT-MT800/160mm
- タイヤ: Panaracer Gravel King 700-32c
- チューブ: Continental Race 28 Wide 700×25-32C 60mm
- フェンダー: Honjo Fenders & Mount kit / Turtle 44, rear x2 / Split kit
- ボトルケージ: Supacaz Ti Fly
- バーテープ: OGK Kabuto BT-04 ソフトタイプ
納車された状態で9.5kg。カーボンパーツで軽量化をしているわけではないのでこんなもんだろうか。前のパナチタンとそんなに変わらないはず。乗り心地に関しては、フレームが変わったことなのか、ホイールがカーボンになったことなのか、タイヤが太くなったことなのかわからないが、めちゃくちゃ快適になった。まぁタイヤが太くなったのが最大の要因だと思う。長い距離を乗る機会がないままPBPへ行くことになりそうだけど、この自転車で問題ないんじゃないかなと思う。
あとは、事故以来、若干の違和感が残る肩と脚の状態次第か。これが一番心配。