highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

霞ヶ浦一周に良い思い出一つもなし

結論から申し上げますと、一つの良い思い出もないサイクリングでした。
関東に来たときから、箱根と霞ヶ浦はサイクリングに行こうと思っていたので、一応年内に目標は達成したわけですが、霞ヶ浦は悲しい思い出、辛い思い出しか残っていません。id:joruri先生*1id:Blue-Period先生*2のブログを見て、快適そう楽しそうと思っていて、確かに信号など少なく快適でしたが、思い出としては散々でした。

9時半のJR武蔵小杉・横須賀線から大崎へ、山手線で上野、そして常磐線で土浦へ。常磐線童貞卒業である。それにしても常磐線特別快速すばらしい。南武線の快速とはレベルが違う。乗り替えも上手くいき、11時前には着いた。
で、土浦駅に着いてさっそく輪行袋開封。したのだけれども、後輪のスプロケットががっつりフレームに干渉していて、フレームにざっくりと傷が入っていた。もうこの時点で半分ぐらい心が折れてる。小さい傷とか走行中の石の跳ね返りでつく傷はあんまり気にしないし、それも思い出と割り切っているけど、今回のは自分のミスなのでかなり凹んでいて、立ち直ってスタートした後も、時折思い出しては「ショックだなー!ショックだなー!あーショックだなー!」と叫びながら走行。
天気予報だと東京は気温も高めの快晴と出ていたので、今日は天気の良い日だと張り切ってスタートしていたのだが、茨城県南部は強風注意報と低温注意報が出ていたそうで、これらは帰ってきてから知った。冬物のグローブは実家に置いてきたので、夏物の風通しのよい指切りタイプのグローブ。上はウインドブレーカーを着てるけど、下は短パン。シューズカバーなし。アホですね。


序盤は道に迷い、湖岸に出るまで少々時間がかかったが、この辺の風景、我が地元・三田市のようで走っていて大変気持ちよい。こういうところをいつでも走れる環境にあったということ、すごい贅沢だったと思う。川崎にいるとわざわざ出向かないといけない。


美浦あたりの湖岸を走っている内は風も弱く平和だった。それでも横風、向い風でがんばってこいで25km/h弱ぐらいで巡行するのがやっと。


国道125号から国道51号にかけた北利根川を渡る前までの数kmは完全に追い風で、軽くこぐだけで40km/hぐらい出てた。まぁこれだけの風だと北利根川を渡ってからひどい横風になるのは簡単に想像できるし、覚悟はしていたのですが……

湖岸のサイクリグロードは東映の映画の最初の波ザッパーン状態になっていて、とてもじゃないが走れない。びしょ濡れになる。必死にこいでも15km/hぐらいしか出ないし、横風に押されて右へ右へといってしまうし、後ろから来た車にクラクションは鳴らされるし、これはやばいと思って内陸の国道に退散。多少は風がマシになる。

道端の雑草の倒れ具合やばい。


霞ヶ浦大橋。横風注意とかそういう次元じゃないんですけどね。折り返し地点からここまでサイクリングロードを走ってこれるはずだったのだが、ほとんど湖岸を走ることはなかった。きれいに整備された走りやすいサイクリングロードなんてなかった。遠目に霞ヶ浦が見える国道しかなかった。
霞ヶ浦大橋を渡ってからは国道をそのまま行くとアップダウンあるかなと思って湖岸の方面に進路を取ったのだが、風は緩むことはなく、後ろから来た原付のおっさんに「こんな風吹いてるのに大丈夫か」と並走で心配される始末。まったく大丈夫ではなく、完全に心は折れていて、半ベソかきながらひたすらペダルを回す。写真を撮る心の余裕もない。日が暮れる。
町の光が見えてくる。思い返せば一人もローディーとすれ違うことはなかったし、そういう日だったのだと思う。100kmしか走ってないのにすごい疲労だった。霞ヶ浦一周、トラウマになった感があります。
最後に踏み台先生のありがたい御言葉を貼ってこのエントリーの締めとしたいと思います。

  • Dst 100.14km
  • Time 4:59'08
  • Ave 20.0km/h
  • Max 105.9km/h (そんなわけあるかい)