Audax Kinki SR600 » SR600KR 紀伊山地Reverse
帰省のついでに11月12日から14日の三日間で走ってきた。
木曜の夕方から移動し、新幹線、大阪メトロ、南海でりんくうタウンへ。
大阪時代は毎日のように乗っていたけど、大阪メトロになってからは初。
そしてりんくうタウン駅の近くのハタゴイン関西空港に前泊。めちゃくちゃサイクリストフレンドリーな宿だった。前回のSR600KWは泉佐野に宿泊したけど、りんくうタウンに宿泊するならここ一択だな。自転車の持ち込み可、大浴場あり、隣にローソン、文句なしではないか。
ちなみに電車に乗っているときから雨が降っているのが気になっていたけど一応通り雨らしい。明日には止むと期待したい。天気予報的には一日目は雨に降られても仕方ないという気持ち。
11月12日(金)
3時に起きてささっと朝食を済ませ、りんくうタウン駅のロッカーに荷物を預けて準備完了。4時スタートにしたけど、指定のコンビニ(セブンイレブンりんくう松原店)もりんくうタウン駅の券売機もまだ開いてないので、参加案内に書かれているように半径1km圏内のコンビニでレシートを取得。りんくうタウン駅の改札前のローソンにした。
PC1 ローソンりんくうパピリオ店 0.0km 4:00
4時です。
一応ここも寄っていく。
紀州加太に着くまでに雨がパラパラと降ったり風が吹き荒れたりで、あんまり天気はよくない。ただ、本降りにならなかったので、特にレインウェアが必要になることもなかった。
PC2 休暇村紀州加太 28.8km 5:41
さくっと登ってさくっと下山。
和歌山市あたり。まだまだ空模様が微妙。
PC3 和歌山マリーナシティホテル 54.2km 6:55
先月も来た。一ヶ月半ぶり四回目。
コンビニで一度休憩を入れた後、高野山へ向かって登っていく。長く緩くなのであまり大変な登りではないけどとにかく長い。
途中で本降りの雨に直撃されたので20分ぐらい雨宿り。雨雲レーダーによればすぐに通過してくれそうだったので、しばらく補給食を食べたりしつつぼーっとしてた。
高野山のファミマで休憩。この次は那智勝浦までコンビニ的なものはないしな。補給食も購入。
PC4 高野山金剛峰寺 107.2km 10:46
雨上がりで寒かった。
金田一少年の事件簿だったら事件が起きて村への入口が閉ざされる雰囲気(また言ってる)。
小辺路のとこまでの道路はこんなに狭かったっけ?と思ったけど、KWでは明け方の暗い時間帯やったから記憶にないんだな。
PC5 熊野参詣道 131.9km 12:11
そして龍神スカイライン、ごまさんスカイタワーへ登っていく。護摩壇山がチマコッピとなるわけだが、初日の昼間にチマコッピを終えてしまえるのでとても気が楽になる。
PC6 ごまさんスカイタワー 151.9km 13:47
風がびゅうびゅうで寒い。
ここのレストランで昼飯にしようと思っていたけど、残念ながら営業してなかった。仕方ないので下ったところにある龍神の道の駅を当てにする。
猪丼。
てち。
前回犬に追いかけられたポイントを通過したが今回は平和だった。そして中辺路へ出て近露へ。
PC7 近露王子 217.2km 17:03
写真を撮ってAコープに戻ってくると、SR600プレートを付けた方が!瑠璃鉄さんという方らしい。2時スタートとのこと。今回初の人とのふれ合い。十津川に宿泊するらしく、先に出発していかれた。
自分はAコープで補給をしてから川湯温泉へ。
18時過ぎに到着。宿にチェックインする前に近所の喫茶店で夕飯にするつもりだったので、宿は素泊まりにしていたが、なんと喫茶店で「今日の分のご飯が切れてしまったからもう終了」と言われてしまった。やれやれということで旅館の売店や自販機でパンやカップ麺を調達。Aコープでおにぎりも余分に買っていたので、夕食と翌日の朝食は問題ないが、悲しい食事となってしまった。あと、二日目の宿を予約していなかったので、下北山でいくつか当たりをつけておいたところに電話して予約。特に問題なく宿泊できそうだ。
洗濯機は無料。ありがたい。
4時に出発する予定でいたのだが、宿の施錠を開けるのが5時かららしい。それならそれでいいかなということで、二日目は5時スタートということにして寝る。
11月13日(土)
おはようございます。思っていたほどは寒くなかった。
PC8 熊野本宮大社 240.2km 5:26
暗いので工夫して撮らねばならない。
KWのときは平坦のように思っていたけど、十津川はダムの上にあるからKRだとかなり登るのね。
玉置山に登る前に上着やら短パンを脱いで登り仕様へ。気温は低いけど10km10%みたいな登りなので暑くなること必至。
玉置山はKWよりKRの方が圧倒的に辛い。特に序盤は斜度13〜14%ぐらいの坂が延々続くので自転車にしがみついてえっさほいさと登っていく感じ。そもそもインナーローが36×28なのでギアも足りない。超しんどい。
上の方は比較的緩いが、最後にまたきつくなる。辛い。
PC9 玉置山 268.2km 7:57
ここから長い下りなので時間稼げるなと思ったけど、玉置山の下りは大変危険ですね。ブラインドコーナーばかりなので車が来てヒヤッとすることが3回ぐらいあった。この道、車としてもまさか自転車が下ってきているとは想像しないと思う。ゆっくり目に下ってても突然車が目の前に現れる。
瀞峡の川下だりの乗り場で朝飯にしようと思っていたがまだ早かったので、おにぎりとエナジーバーだけを頼りに那智勝浦までの悪道区間へ突入。ここを抜ければコンビニがあるしな。
「〜から〜から」に違和感がある。
ここからは林道区間で〜す。
前回は暗くて見えなかった那智の滝。
PC10 熊野那智大社 351.5km 13:15
那智大社で写真を撮った後、観光センターで昼飯。
そして新宮市内で休憩と諸々の補給のために止まったコンビニで瑠璃鉄さんに再会。十津川を2時に出たけどすでにギリギリ隊なのでノンストップでゴールまで向かうらしい。
今夜の宿が現金のみなので現ナマを下ろしたら手数料を取られた。SMBCのポイントパックで無料のはずだが?と思ったが、ファミマはATMの種類によって違うんだな。こんなのワナやんけ。
ファミマで三井住友銀行の口座から引き出した際に手数料をとられました。私... - お金にまつわるお悩みなら【教えて! お金の先生】 - Yahoo!ファイナンス
ファミマでATM使うのは止めよう。今後は711にしよう。
PC11 熊野速玉大社 372.1km 14:43
前回はもう暗くなっていたが、今回は明るい。11月だと日が暮れるのも早いけど、KWとKRを合わせれば全行程を明るい内に走ったことになるので、景色が焼き付く。
千枚田のコントロールポイントに向かっているとタイムリーなやつがいた。
PC12 丸山千枚田 396.3km 16:09
ここもまだ明るい内に通過。セーフ。
PC13 七色ダム 415.1km 17:15
ギリギリ明るさが残るぐらい。あとは下北山の宿まで行くだけ。
本日も18時過ぎに到着。18時には着くと思っていたけど、ちょっとオーバーしてしまった。宿はペンションながい。
充実の夕食であった。ご飯は3〜4回おかわりしたんじゃなかろうか。〆めはお茶漬け。村の温泉施設の入浴券をいただいたので、食事の後に自転車でお出かけ。帰りにヤマザキショップで翌日の朝食も調達してこよう。
いい湯だった。Flybysによるとどうやら瑠璃鉄さんも同じ頃にきなりの湯にいたらしい。
外でいいんだが室内に置いとけと言うので。
で、ゴール後にそのまま帰省することを実家に連絡してから就寝(今頃)。
11月14日(日)
おはようございます。3時に出発。ド深夜の内に吉野までの区間を走ってしまおうという魂胆。車は少ないけど鹿にだけは気をつけないといけない。
川上から吉野のあたりで日が昇って明るくなってきた。ちょうどよい感じ。吉野駅で手持ちのおにぎりなどを食べて一休み。
PC14 コウヤマキの群落 504.1km 6:56
はい。おばちゃん達が立ち話しているのを聞くと、母(実家が吉野)の三姉妹が喋っているのとそっくりやなと感じる。
PC15 モンベル五條店 525.2km 8:00
先月も来た。
途中のコンビニで朝飯。まだ丹生都比売神社と葛城山が残っているのだ。大変だ。スタミナ丼が残り二つ分のエネルギーとなる。
苦労の跡が見られた。
KRだと葛城山がやばいと言われるが、丹生都比売神社への登りもなかなか大変。550kmぐらい走ってきて13〜14%ぐらいの登りが続くので辛い。クソ暑いので途中で上着やら短パンを脱いだ。
PC16 丹生都比売神社 555.5km 10:28
はい。
残すは葛城山。こいつはKWで下ったときにやばさを認識している。間違いなく押し歩くことになる。
20%前後が続くのであっさり押し歩き。軽装のヒルクライマーっぽい人がすごい勢いで登っていったのにびびった。しゃかしゃか回ってた。
謹んでお断りだネ。
PC17 葛城山 580.1km 12:53
そういえば木碑はなくなったんやなと思い、来た道をちょっと下ってこれを撮影。
葛城山、泉佐野側の下りも結構怖い。KWだと登りになるけど、二年半前の自分はよく登ったもんだなと思う。
PC18 セブンイレブンりんくう松原店 604.2km 14:14
日曜午後のりんくうは渋滞がすげぇですね。無事に到着。
りんくうの湯に行こうかと思ったけど、実家に着くのが遅くなりそうだったので、荷物を回収してそのまま輪行。
で、18時頃に実家に到着。
SR600KRはSR600KWより楽と言われるし、たしかにそうかなと思わなくもないけど、最後にパンチのある登りが二つ続くので、そんなに楽ではないような気もする。時間に余裕がないと気が気でないはず。KRは全体的にキュッと登って長く下るという構成になっているので時間は稼ぎやすいが、走行時間の短さだけが難易度の基準ではないように思うし(葛城山はキュッと登るの度を越えているが)。KWもKRもどちらもそんなに補給に困ることはないのは助かるけど、全体的に見れば奥入瀬や阿蘇山の方がよっぽど走りやすいと思う。