Super Randonnées Mt.Aso Geotourism/SR600阿蘇山ジオツーリズム - ランドヌール熊本
cherry総理の行きたいSR600にお供する第三弾。10月8日(金)〜11日(月)で行ってきた。熊本の高橋さんが熊本パーマネントとして企画している段階からFacebookに投稿された熱い思いを見ていたので、これは自分も早い内に走りにいきたいと思っていた。
金曜に熊本へ移動して、土曜の4:00スタートで月曜にゴールした後に当日帰宅というプラン。総理とは行きも帰りも飛行機の便が違うので現地集合現地解散となった。金曜の朝はいつものように自走で羽田空港へ。南武線の踏切もすんなりクリアしたし、雨も降らなかったので幸先がよかった。去年の熊本行きは南武線の開かずの踏切で散々待たされた挙句、羽田に着くまでに雨降ってきたしな。
今回はホイールは別、ペダルもディレイラーも一応外しておいた。万全である。
熊本空港に着き、10分ほど後の便で到着する総理を待って輪行解除。特に計画があるわけではないがとりあえず熊本市内へ。
ブルベに出走するに当たって絶望を凝縮したようなクジを総理が引き当ててた。清正公ーッ!頼むーッ!
なんか総理があちこち触って暗い設定になってしまっていた写真。
熊本城をうろうろし、その後は肥後大津駅に戻ってコインロッカーの確認などをし、宿にチェックインして、夕飯と買い出しに行って終了。コインロッカーがあるとか総理が全部調べてくれるのでマジ助かる。
Zzz...
3時頃に起きて、買っておいた朝食を食べ、まずは肥後大津駅に向かいコインロッカーに荷物をぶち込んでローソンへ。肥後大津駅は完全施錠にならず、駅舎のコインロッカーを24時間使えるのがありがたい。
PC1 ローソン肥後大津駅南店 0.0km 4:00
まだ暗い中を阿蘇に向かって登り始める。去年の熊本1000が終わった翌日に登っているので一年ぶりである。厳しい登りじゃないとわかっているので安心。
去年は工事中だった新阿蘇大橋が完成していた。総理はあんまり興味なさそうで先に行ってしまった。
あと、酷い有り様のイノシシの遺体が道路に散乱してた。トラックに巻き込まれて引き摺られたんやろな……
PC2 JR阿蘇駅 25.2km 5:45
隣接の道の駅でトイレに行っている間に明るくなってきた。天気がよいので阿蘇山からの眺めはよさそう。
三日目はあの外輪山の上を走るのだ。
SR600でスタートしてすぐの元気な内に大きい登りを倒してしまうのはとてもよい。まだダメージがないので楽しいし、もうすでに一つでかい登りを倒したんだという心の安寧を得ることができる。
PC3 阿蘇山上広場 40.5km 7:31
火口までは激坂なのでさすがに今回はパス。こういうのはツーリストでやるべきだな。
阿蘇山サイクリング(Coffeeneuring #4) - highriseの日記
ご参考までに去年火口まで行ったときの記事。
下ったところのファミマで予定通り朝飯休憩。天気に恵まれてとても順調である。ブルベはこうでなくては。
今度はカルデラの外へ出るために外輪山を登っていく。ケニーロードというらしい。ケニーといえば、おれたちのケニー(ケニー・ファンヒュメル - Wikipedia)やんなと思ったが、総理には通じなかった。
絶好のツーリング日和なのでバイクの人達が多い。
PC4 グリーンロード南阿蘇 68.4km 10:01
ちょっと下ったとこの展望台。熊本市方面だろうか。空港もよく見えた。ここからは大きな登りというより小さなアップダウンが続く。が、風が超強い。こういうとき気がつくと後ろにいた総理がいなくなっていることが頻発するので注意が必要。
途中で反射ベストを来た方に抜かれた。あとで聞くと一時間遅い出発だそうな。この方とは何度も前後し、宿も二泊とも同じであった。
PC5 道の駅通潤橋 98.6km 11:32
こえーよ。進撃の巨人に出てきそう。
通潤橋カレー。こういうのも総理がちゃんと調べてきている(主にPEKOさんから聞いた情報らしい)。
この道の駅の後に二軒ぐらいコンビニがあるけど、それ以降は日向までコンビニないことを調査済みなのでちゃんと立ち寄って多めに補給食を買い込んでおく。
大通峠への登りはまったく警戒していなかったが、一日目はこれが一番しんどかった。天気が良くて暑かったというのもあるし、登り自体も阿蘇山とかより大変。登り始めの段階で自分のチェーンが落ちたタイミングで総理がちょっと引き返して自販機に行っていたけど、あそこで水分補給していなかったら最後まで持たなかったかもしれない。
PC6 大通峠 154.9km 15:56
がーっと下って五木へ。ここまではほぼ計画通りの進行だし、宿にもほぼ予定通りの到着となりそうで安心しているところ。
PC7 道の駅子守唄の里五木 169.5km 16:35
子守唄が流れていて物悲しい雰囲気。金田一少年の事件簿だったら絶対事件が起こる雰囲気。SR600にはこういう村が多い。野迫川とか。
もう宿の時間も目処が立っているのでのんびり休憩していく。
道の駅を出ると九州の奥地へ向かうという雰囲気になってくる。
なんとか明るい内に宿へと思っていたけどちょっと遅かった。ルートから外れ佐倉荘へ向かう。
18時30分頃に到着。一応18時50分着と計画していたのでほぼ予定通り。
なるほど〜これには白いご飯がほしいな〜と思っていたのだが、次から次へと料理が追加されるのでご飯どころではなくなってしまった。
超満足しました。
そして宿帳をパラパラめくるとSR600勢の目立つこと。こういう時勢というのもあるし、そもそも山奥すぎて一般の客が足を運びにくいのかもしれない。「最近はブルベの方多いですよ」と宿のお兄さん。あまりにナチュラルにブルベという言葉が出てきて驚いたが、本人もロードバイクを四台持っている方だそうだ。レースがメインらしいが。
Zzz...
3時頃に出発すると言えばそれに合わせて朝食を用意してくださった。ここまでしてくれるとちょっと申し訳ない気持ち。SR600勢がよく使うのでそういうのもわかっているんだろうけど、SR600専用宿みたいになるのはあんまりなぁという気もする。前述のように宿帳によればSR600勢が結構貢献しているように見えるが、それとこれとは別だろうという気もする。
というわけで、結局3時半頃に佐倉荘をリスタート。全然気付いていなかったが、自分が思っていたざっくりの予定より1時間遅いスタートになっていた。総理の綿密予定よりも遅めになっていたらしい。が、ちゃんと朝食を食べて食後のコーヒーまでいただいているのでまぁ結果オーライということで。
ぼんさん越、登り始めの頃は星もよく見えたし互いに無駄口を叩いていたのだけど、段々雲行きが怪しくなってくる(まだ真っ暗なので雲は見えないが)。路面が悪いのはもちろん、天気的にも霧がかかっているような感じになってきて、雨粒は落ちてこないけどベタベタになる感じ。しかも風が吹き荒れているので吹き曝しの箇所に出ると走るのが怖いぐらい。総理は押して歩くを選択。自分でも飛ばされそうになるぐらいなので総理は大変そう。で、標高が上がるに連れて視界がどんどん悪くなり状況が悪化。なんというか雲に突っ込んでいったという感じだろうか。
登りでスピードが出てないからいいけど、こういうところもある。グレーチングも要注意。
PC8 新椎葉越/ぼんさん越 209.1km 5:40
なんとか到着。それでも総理の登りの計画はかなり保守的にしていたようなので、宿の出発は遅くなってしまったがここでほぼ予定通りといったところまで取り返した。
そして下りである。路面が悪いことは然ることながら、ところどころに出てくるグレーチングが超怖い。ロードバイクのタイヤならすっぽりはまってしまう隙間が多いし、グレーチングそのものの幅もタイヤを取られるのに十分。しかも雨で濡れているので、グレーチングの度に停車して慎重に通過を繰り返す。なので全然スピードが上がらない。また、時間帯的にも一番冷える時間帯だし標高も高いしということで、途中で自分もジャケットを着込む。
さらに今年の8月末から来年の8月末まで路面の修繕工事を行うらしく、数十〜数百メートルぐらい舗装が完全に剥がされていてダート区間になっているのが数カ所あった。雨も降っているしそんなところを乗車したままでは行けないというので、下りも押し歩かざるをえない。ということで計画からはかなりの時間ロス。
下り切ったところの建物の軒先で休憩。トイレを使おうとしたら施錠されていたので適当に済ます(?)。で、後から出発したおじさんにここでもう抜かれました。
SR600阿蘇山ジオツーリズムのコースオーナーである高橋さん、自分のFacebookの投稿に対して執拗に伊勢エビ祭りを推すコメントをしてくるので完全に「高橋さん=伊勢エビ祭りおじさん」という認識なのだが、九州でも伊勢エビは特産なんだな。合点がいった。
日向に向けては概ね下り基調なのだが細かいアップダウンがあるのでしんどい。ぼんさん越から下りたら高千穂まではあんまりアップダウンもないしねぇという話をしていたけど、そういうわけでもないんだな。言うほどペースは上がらず、途中で自販機休憩をしたりしつつ進み、最初に出てきた道の駅とうごうへ。せっかくなんで何か座って食べようと思ったけど食堂の営業開始まではまだ30分ぐらいあるという。時間が勿体無いので少し先のコンビニに変更。下り基調だったけどこの区間が一番辛かったと総理。まぁぼんさん越の下りで長々と歩いたしな。
そして日向市駅直前で本降りの通り雨にやられた。ついにシューズが水没した。悲しい。
PC9 JR日向駅 310.0km 11:48
立派な駅でした。
ちょっと国道10号に出て延岡方面へ。国道10号というとヘブンウィークではこの辺ではすでにもうシャーマーズネックで瀕死になっていたなという記憶が蘇る。
今度は高千穂へ向けて五ヶ瀬川沿いを登っていく。緩い登りなのでサクサク進むけど、雨が降ったり止んだりですかっとしない。二日目は断続的に降ったり止んだりで、まぁ日中は標高の高いところに行かないので別にいいんだけど、それでもやはり雨は楽しくない。
PC10 旧高千穂鉄道日之影温泉駅 362.5km 14:22
ここも宿泊できるようだ。ツーリスト向けだ。売店があったけどめぼしい補給食がなかったので、高千穂のコンビニを目指して出発。
天翔大橋。日本一のアーチ橋なのだそうだ。これはすごい。圧倒される。
高千穂のコンビニで休憩しているとあのおじさんもやってきた。そして我々よりも先に出発していった。どうせ今日の宿も同じなのだからまた会うでしょう。というか、宿で会うでしょう。
高千穂から大分県境へ向けて登っていくが今回は天岩戸神社はスルー。こういうのもツーリストで来て観光したいし、事前にもうちょっと予習しておくともっと楽しいだろうな。
それでも高千穂は一度来てみたいところだったのでめちゃ満足した。ちょうど雨も止んでいたし景色はすごいしで大変満足。こういうダイナミックな渓谷の地域は向こうに見えている人とも近くて遠いのだろうなとかなんとか。
そして尾平越の登りへ。総理がPEKOさんから仕入れた情報によるとこのSR600で一番きついらしい。たしかに斜度的には一番しんどい。が、路面がぼんさんよりマシなのでそれと比較すると走りやすいという感じ。阿蘇山とかみたいな常識的な斜度の登りだと総理は速いけど、さすがに斜度のある登りはパワーがモノを言うのでこういったところは普通に登っていると総理が遅れて姿が見えなくなる。
PC11 尾平越 397.7km 17:34
宮崎県から大分県へ入るぞ〜。
こちらは登ってきた方。
尾平越の下りはぼんさんの下りと同じぐらいやばい。明るい内に下り始めることができて本当によかった。途中で暗くなってしまったけど夜に下るもんではないな。後で温泉につかって地元民のおっさんに聞いたが、「あんなとこ地元の人間でも行かない」とのことだった。尾平越のピークから30kmぐらい気持ちよく下るんやろとかそういうつもりだったので焦った(ちゃんと予習してこいよという気もする)。
この日は計画段階から宿の食事には間に合わないだろうし、遅くなった場合は長湯温泉街のラーメン屋にでも入ればよいと思っていたけど、それも怪しくなってきたので20kmぐらい手前の緒方のコンビニで宿で食べる分の食事も買っていく。クロサワリュックを背負っているのでいろいろと詰め込むことができるのは便利。
で、緒方から長湯温泉までのアップダウンがまたしんどいことしんどいこと。
結局、計画から1時間遅れで宿に到着。二日目のスタートの1時間遅れがそのまま響いたということですな。ぼんさんの登りで取り返したはずだけど、そこからまた1時間遅れたということ。
まずは温泉へ。例のおじさんもいていろいろと話をした。東京の方らしい。
本日の夕食はバックパックにいくつか突っ込んであったおにぎりとこれ。食事の後すぐに就寝した。
Zzz...
朝食のお弁当を用意していただいたので、それを食べて3時に出発。そして悲しいことに外に出ると雨が降っていた。宿からPC12はすぐ。1分ぐらい。
PC12 ラムネ温泉/長湯温泉 448.9km 3:05
防寒着はいらないぐらいだけど、深夜に身体を冷やすのもアレなのでペラペラのジャケットを着て別府へ向かう。暗い道なので何度かミスコースをしつつ、雨がしとしと降ったり本降りになったりしつつ、別府の手前の高崎山をせっせと登る。下りでは別府湾が眼下に広がるはずだが、まだ暗いし雨が降っているしで全然楽しくない。あと、急な斜度の長い下りでかつ雨なので総理がなかなか落ちてこない。ブレーキ握るのも大変よね。
別府の街中を走っているときに輪行離脱も考えたぐらいだった。
PC13 ビーコンプラザ別府 487.4km 5:58
はい。
ちょっと先のコンビニで休憩。三日目はずっと雨で総理が無言になっていて不穏な空気だったので、続けるかどうか聞いたところ、せっかくだしやれることやって先に進もうと仰る。別府から先に進んでしまうと離脱するにも面倒だなと思って尋ねたのだが、総理はやる気満々だ。SR600富士とかだといつでも行けるので気楽にDNFしちゃうかもしれないけど、SR600阿蘇山は遠征になっちゃうので今回はなんとかがんばってランドヌール部門で完走して、別の機会にツーリスト部門で楽しく走ろうという結論となった。
総理がmomさんから仕入れた情報によると、別府から先のルートは素晴らしいとのこと。晴れてればな!
由布岳。まったく見えないんですが……
そして少し下った狭霧台展望台のところはすごい景色だったけど、雨降ってるし寒いしで停車することなく通過。晴れてれば素晴らしい景色でしょうなぁ。晴れてれば。
湯布院を過ぎて長い登りに差し掛かった頃にようやく晴れ間が出てきて、少し天気に希望が持てるかなという状況になってきた。で、登りの途中で総理が水分補給したい休憩したいというので次に自販機が出てきたら止まろう思って進むが、結局そんなものは出てこなくて道端で休憩する。するとその直後に自販機のある小田の池・山下池入口休憩所というところを発見。助かった。
雨は止んだけど雲がどんよりで微妙な感じ。
すばらしい。
しかし、これから向かう牧ノ戸峠方面に厚い雲がかかっていて、天気に対する希望が急速に縮んでいった。
PC14 牧ノ戸峠 545.8km 11:53
まぁでもはい、天気は大丈夫かもという雰囲気。
牧ノ戸峠まで来たらあとはもうほぼ下るだけみたいなもんと思っていたのだが、Windows XPみたいな景色のところを行くのでそれなりにアップダウンが続く。
ゴールの時間も大丈夫だろうという感じになってきたので大観峰にも立ち寄る。初日にあの辺りから阿蘇へやってきて、阿蘇駅へ立ち寄り、あのルートで阿蘇山へ登っていったのだなということが一望できる。旅の始まりのルートを振り返ることができて感慨深い。
PC15 西湯浦園地展望所 577.8km 14:04
こちらも大観峰と同じような景色。ここまで来たらもう大丈夫。本当にあとはもう下るだけ。
PC16 ローソン肥後大津駅南店 603.0km 15:15
無事にゴール。
自分が当初予約していた2025の便が欠航になって一本前の1855になっていたので、30分ごとに出ている肥後大津駅からの空港行きバスは遅くても1730に乗りたい。急いで肥後大津駅で荷物を回収し、5kmぐらい離れた菊陽の大谷の湯へ。さくっと汗を流して1645ぐらいに離脱。大急ぎで肥後大津駅へ戻り、輪行状態にし、なんとか滑り込みで空港行きバスへ乗り込んだ。
バスの中でオンラインチェックインを済ませ、すぐに荷物の検査をしてもらってフードコートで夕食。総理は自分より一時間遅い便だったのでこちらの都合で急かすことになってしまった。お土産も買って、総理とは現地解散し、飛行機へ乗り込んだ。
羽田に到着後は自走で帰宅。
SR600阿蘇山ジオツーリズム、コースオーナーの高橋さんが前々から熱心に企画されていたのを知っていたので、ぜひ走りたいと思っていたコースの一つ。一日目に阿蘇山を登り、三日目に阿蘇山へ戻ってきて一日目に登っていったルートを眺めることができるのがすばらしい。旅をしてきたんだなぁという満足度が非常に高い。また、高千穂、長湯温泉、別府、湯布院など、名所と呼ばれる箇所にも事欠かない。次はツーリストで行こう。