highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

今年の2歳牡馬は凄い

中山大障害テイエムドラゴン。なんとアドマイヤベガ産駒。ラジオたんぱ杯2歳Sサクラメガワンダー。なんとグラスワンダー産駒。時代の流れを感じる。
中山大障害は見ごたえがあって、やっぱりコレを見ないと年を越せんなぁと思ったぐらい。平地レースのようにスピードを競うのも面白いが、長丁場の障害レースのようにヘロヘロになりながらゴールを目指すレースも面白い。
CBC賞は勝ち馬よりもローエングリンがどの程度やれるかに注目していたが、やっぱりダメ。追走で手一杯だからやっぱりマイル以上がいいんじゃないのかねぇ。
で、凄かったのはラジオたんぱ杯2歳S。今年の時計のかかる阪神の馬場で、サクラメガワンダーアドマイヤムーンが2:01:9を叩き出した。過去のラジオたんぱ杯2歳Sをざっと見渡すと今年の時計がいかに価値があるかが分かる。ちなみにコスモバルクの年は?と思うかもしれないが、確かこの年は全体的に時計が出る馬場だったはず。今年はG3の鳴尾記念で2:01:6も時計がかかったように、古馬でもなかなか時計の出ない馬場。その古馬G3と同等の時計で阪神芝2000mを乗り切ったのだから、今年の2歳牡馬勢のレベルの高さが窺い知れる。アグネスタキオンクロフネジャングルポケットが出走していた「伝説の」2000年のラジオたんぱ杯2歳Sですら、その年の鳴尾記念と比較すると相手にならない時計しか出ていない。
レース名[ラジオたんぱ杯]のレース検索結果|競馬データベース - netkeiba.com
しかも今日の面々でさえ、今年の2歳牡馬の勢力の一角を占めるに過ぎない。別路戦組だと朝日杯組のフサイチリシャールジャリスコライトショウナンタキオン、他にも京都2歳S後に惜しくも故障が発覚して休養中のマルカシェンクがいる。10月の時点ではマルカシェンクが抜けた存在だと言われていたのが懐かしい。マルカシェンクがクラシックに間に合っても居場所がないかもしれない。来年は3冠馬の出現というよりも、高いレベルで鎬を削るクラシックが見れそうで楽しみになってきた。
ちなみに今日のラジオたんぱ杯2歳Sでは直線早々にアドマイヤムーンに潰されてしまったニルヴァーナであるが、サンスクリット語で「悟りの境地」を意味するらしい。へー。