highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

ジャパンカップ

コロナ禍もあって久々に競馬場に出向いたけど、やっぱり現地でこういうレースを見ると心が震えますな。今年一番の興奮でした。

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パンサラッサのハイペースを三番手で追走して、楽々と抜け出されたら他の馬はどうしようもない。有力馬はそれぞれにイクイノックスを倒すためにはこういう競馬をしたいというプランがあって、それぞれにその形を作ったと思う。前で競馬をしたタイトルホルダー、パンサラッサも自分の形に持ち込めたし、特にパンサラッサはここに出てきてくれたおかげでレースがおもしろくなった。また、イクイノックスの後ろから競馬をするリバティアイランドやスターズオンアース、ドウデュース、ダノンベルーガあたりはそれぞれの形の中では全力を出したと思うけど、イクイノックスが軽く一蹴。相手筆頭と言われた牝馬三冠のリバティアイランドは川田騎手が懸命に追っても並びかけることすらできなかった上に、イクイノックスはルメール騎手が軽く仕掛けただけで一気に後続を突き放して、後は涼しい顔で差をつけて最後は流すような形でフィニッシュするのだから、ちょっともうこれは信じられないレベル。

イクイノックスには世界最強であるとか怪物であるとかいろいろと言葉はあると思うけど、特にこの秋の二戦はどんな形容をしても陳腐に思えるぐらいに強かった。ハイペースを前で展開して速い上がりで締めるってのは理想的な競馬スタイルだけど(今日なんて上がり最速である)、これを天皇賞ジャパンカップでやってのけてしまった。これは日本競馬史上最強を名乗る資格がある一頭になったと言える。