凱旋門賞
追い込んだDylan ThomasがYoumzainの追撃を振り切って優勝。
Dylan Thomasの今年の戦跡はイギリスでキングジョージを勝ち、アイルランドで愛チャンピオンSを勝ち、フランスで凱旋門賞を勝ち、ということで、ヨーロッパ完全制覇といったところ。ただ、何かこう強さを感じさせないのはなんでだろうかね。去年の詰めの甘さ的なのを払拭するような走りではないような感じがするんだよな。父Danehillでここまでできるのかというより、Danehillゆえにチャンピオンディスタンスでは威圧感のようなモノを感じさせないというか。
せっかくならアジア制覇を目論んで日本に来てほしいところですが、馬フルの影響で検疫が三木になって輸送が大幅不利なこと、香港Cならベストといえるであろう2000mになることを考えると、仮にアジア遠征を考えても香港か。春先から使い詰めなので今年のキャンペーンはこれで終わりかもしれんが。
今年は去年以上に実力馬が揃ってて見応えがあった。Authorizedがちょっとねという感じだったけど。ここにメイショウサムソン、ウオッカの名前がないのは寂しい。「お〜い!竜馬」で明治新政府の役職名簿を考えている竜馬が「この中に武市半平太という名は入れたかったのう……」といった、そんな感じだ。