highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

凱旋門賞回顧

ディープインパクトは3着。惜しかった。実に残念だった。
いつになくスタートがよく、道中は先頭に躍り出ようかというぐらいのポジションになったのが結局はディープらしさを殺してしまったのかなと思う。正攻法なんてどこ吹く風の競馬をしてきた馬が、なんともお行儀のいい走りをしてしまった。あれがスタートでいつものように後手を踏んでれば、また一つ違った競馬にもなっていたかもしれない。
Rail Linkがディープの後ろから追い出したにかかったとき、解説の岡部さんがディープに向かって「まだまだ!」と連呼していたのがすごく印象に残ったが、あそこでポンと後ろを突き放すことができなかったのが欧州勢の底力でもあるのかなと思う。
欧州と日本では求められる資質が異なるけれど、凱旋門賞が競馬界で最高峰のレースといわれている以上はやっぱり日本馬が勝つところを見てみたいし、今回の敗戦を糧にまた一から頑張っていかねばならんのだなぁ。
少なくとも、天気や頭数に恵まれてかなりのチャンスだと思った今回の凱旋門賞でディープが勝てなかったというよりも、この敗戦でディープの強さに否定される点は一点もないと思うし、勝負は水物だということを考えれば、挑戦を続ければいつか勝てるのではという期待を持たせる凱旋門賞であったと思う。