highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

フレッシュ日本橋2023

2023 フレッシュ日本橋 | Audax Randonneurs Nihonbashi

今年もフレッシュに参加してきた。

チームは三年前に話が持ち上がった面々で、台湾のジェイソンと一緒にフレッシュを走ろうというチーム。21年、22年と渡航制限で実現しなかったけど、今年ようやくフルメンバーで参加となった。

2023-04-07 新潟→喜多方

自分は事前に安い新幹線を押さえていたので新潟まで。新潟在住のAJ群馬スタッフのオバタさんがいるので、みんなで新潟に集合してスタート地点の喜多方までサイクリングしようという計画だったけど、残念ながら雨で中止。結局、ジェイソンも仕事の都合でギリギリの来日になったので、金曜昼に成田着、おーのさんが成田空港までジェイソンを迎えにいって輪行で喜多方へということになった。自分は新潟からオバタさんと一緒に磐越西線で喜多方へ。

新潟何度も来てるけど大体雨。

1830過ぎに喜多方駅に到着。すでにAJ神奈川のオカダさんは到着済み。1850に会津若松側からおーのさんとジェイソンがやってくるので待っていたが、改札で待っていても一向に下車してくる気配がない。キョロキョロ見回しているとドアが閉まってしまった。そして動き出す電車、席に座ってスマホをいじっている二人、やってしまいましたな〜。Messengerをガンガン鳴らして次の駅で降りるように連絡。電車は一日に数本という場所だけど、幸い一時間後に新潟から会津若松へ向かう電車があったのでそれに乗ってジェイソンとおーのさんがやってきた。一時間のロス。早速トラブル発生でした。

ホテルの近所のラーメン屋でジェイソン歓迎会をやってホテルに戻ると、自分がChallenge Lepertelをゲットしたということで、シャンパンで祝ってくれました。ありがたい。あとはビールをぐびぐび飲んで饒舌になったジェイソンに台湾ブルベ界の闇を聞いていた。PBPが終わったら台湾にも走りに行こうかと思っていたけど、ジェイソンの話を聞くとちょっと台湾でのブルベ参加は敬遠しようかなという気持ちになるな。意図的にブルベから除外されている人たちがいるらしく、ジェイソンもその一人。陰湿なイジメのようなものが横行しているようだ(写真チェックの構図に難癖をつけて認定を出さないとか)。

まぁそんな話を聞きつつ翌日も早いのでさっさと就寝。

2023-04-08 フレッシュスタート

喜多方をスタート地点に選んでいるのは、チームラーメンというチーム名にもしている通り、ラーメンを食べるためです。朝ラーです。ジェイソンが日本のラーメンを気に入っていて、ラーメン!ラーメン!言うので、喜多方で朝ラーをキメてから走り出し、佐野ラーメンを食って、浅草にゴールし、都内の喜多方ラーメン店の朝営業で締めてからナイスプレイスへ行こうというプラン。

自転車を組み立て、まずは近くの桜を見物に。今年はドンピシャのタイミングだった。

そして朝ラーへ。前回はこの後集合写真を撮る際に転倒して病院送りになったので細心の注意を払う。

8時スタートなのに店に入ったのが7時半過ぎ。ラーメンが出てくるまで時間がかかるしドキドキしていたが、大急ぎで食べておーのさんと自分が先に出てとりあえずスタート地点に向かう。会計は残った面々に任せた!ということで。

スタート地点に8時前に到着。なんとかレシートはゲットできそうだ(まぁ数分遅れる分にはかまわん気もするが)。残りの面々もギリギリ到着。全員無事にレシートゲット。さて行きますか、という話をしているところにジェイソンが「ラーメン代は誰に払えばいいの?」と一言。全員「ん?」という感じで顔を見合わせたけど、誰も会計してない。

食い逃げだ!というわけでオカダさんが会計を済ませるためにラーメン店に逆戻り。ラーメン店の方も気が付いていなかったようだけど、反射ベストを着た自転車乗りなんて一瞬で足がつくしな。そもそも喜多方にはホテルも多くないし、桜並木ではしゃいでいたときに声もかけられたし。前回は自分の病院行きでスタートが遅れたけど、今回は違法行為で時間を消費するところだった。

スタートしてしばらくしても、おーのさんが前照灯を吹っ飛ばしたりで、喜多方には魔物が住んでいると思う。まぁ走り出してしまえば信号も少ないし快調に進む。

二年前にも立ち寄った道の駅から見える橋。二年前はここで「いぢちさんをDNFさせるかどうか」の激論が交わされていたらしい。あんまり記憶にない。

炭酸水。本当に炭酸だった。お酒のソーダ割りに使えるレベルでシュワシュワだった。

只見に近づくと雨。正直、舐めプをしていたので、真冬装備なんて持っていなかったのだが、只見は道端に残雪のある雪国である。パラパラじゃなくて普通に路面がびちゃびちゃになるレベルで雨が降ってきたので結構厳しい。

只見でコースを1kmぐらい外れたレストランで昼飯にしようかと言っていたけど、1kmもコースアウトするのが嫌という満場一致で、結局コントロールにしているヤマザキショップで昼飯とした。ちょうどいい感じに屋根もあった。

只見から南会津へ向かうにつれて雨は止み、まぁまぁマシな感じに。只見で徳を積んだので晴れたと言ってよい。涼しくてちょうどいいかなというレベル。

そして発生するのがメカトラです。チームメカトラにした方がいいのではというレベルで過去二年パンクやチェーントラブル、ホイールトラブルをやっているチームですが、今年もオカダさんがチェーントラブルをやってくれました。去年と全く同じ、チェーンのコマに傷が入って回らなくなるというやつ。幸いオカダさんとおーのさんは某有名自転車チェーンでメカニックをしていたので、メカトラ自体は全く心配ないし、自分もメカトラの場合は頼る気満々。チェーンの切れ端を持っているので(なんでそんなもん持ってるのという感じだが)、ダメになったところを入れ替えて復活。

道の駅番屋。ここは前回到着した際には営業時間外だったけど、今回はギリギリセーフ。お菓子を買ってレシートゲット。しかし不穏なことに雪が舞っている。どういうことなのか。

中山峠。このコースで一番標高が高いところらしい。

会津田島から日光へ向けて登っていくと雪が降り始めて、なんやかんやでどんどん雪の勢いが強くなり、トンネルに着く頃には吹雪みたいな状況に。完全に想定外なんですが。

トンネルを抜けて栃木県に入ると鬼怒川まで長い下り。前回はここで鹿と事故ってDNFに追い込まれたので、降る前に相談して車間距離を広めにとって下ろうということになった。前回はトレインで前後ともそんなに車間を開けずに下っていたので、鹿が急に出てきた時に逃げ場がなかったというのもある。あとまぁ前回よく自分一人だけの被害で済んだなというのもあって、後ろ巻き込んでた可能性もあったのよね。そういうリスクを最小限にということでマージン取って、車間をひろーく取ってダウンヒル

そして川治温泉。前回自分が他のメンバーを見送った悲しい土地です。そのホテルを通過してちょっと行ったところにまだ営業しているお店があったので、夕食を求めて入店。

あったまりました。

鬼怒川温泉を抜けて、宇都宮方面へ。

そして鬼怒川600でも走るルートを逆に辿って佐野へ。本当は深夜営業をしている佐野ラーメンのお店に入るつもりだったけど、深夜だというのに結構混雑していたので断念。松屋に入ることにした。悪天候やメカトラで、深夜にファミレスに入って長めの休憩をするという計画は無理になっていたので、さっさと食べて走行再開。

あんま余裕はないけど、コーヒー投入していかんとな。特にジェイソンはPBPを80h組で走るような人なので、元々脚があるし、普段は24時間走らずに夜はちゃんと寝るタイプなのでなかなか眠そう。

22時間地点に予定していたコンビニに20分ほど前に着いたので朝飯を食べて、22時間きっかりのレシートをゲットしてすぐ出発。

フィニッシュとして予定している雷門までは、江戸川沿いを走って国道6号に入って浅草までというルート。国道6号の混雑具合によっては???というルートなのでなるべくロスを避けたい。

と思っていたけど、そこそこ快適に流れたので無事に浅草雷門に到着。ジェイソンが近くにいた外国人観光客に声かけて大量の写真を撮ってもらっていた。ついでに我々も一枚。

近くのコンビニに移動して24時間のレシートをゲット。ブルベカードに記入して、ナイスプレイスに向かう前に朝ラーへ。

喜多方食堂浅草本店というところ。喜多方で朝ラーを食べ、喜多方の朝ラーで締めるフレッシュでした。

2023-04-09 ナイスプレイスへ

10時半前に到着。無事に受け付けてもらい(一悶着あったけど)、これにて無事終了。ジェイソンが自分の会社の都合で弾丸来日だったので、これ以上の打ち上げとかはなし。ナイスプレイスでこのチームは解散となり、各自帰途へ。自分は自走で帰宅となった。

三年前に計画したフレッシュがようやく完結した感があってとてもうれしい。ジェイソンは初めてのフレッシュだったそうだけど、随分満足してくれたようだ。「また来年もやろう、そしてその時は香港や台湾の友人も連れていくからもう一つ別のフレッシュのチームを作ろう」という話になった。おいおいそれは気が早いぞと思うけど、楽しそうなのでぜひやりましょう。