highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

Giro d'Italia 2011 終了

終わったのは日曜日だけど。
振り返れば第9ステージのエトナ山でコンタドールがアタックしたときに、追走できたのがルハノだけ、そのまま二人で行った行ったの時点で、ジロは終わっていたように思う。残りの2週間は山岳ステージでは、これどうやって倒せばいいの……というレベルのコンタドールの強さを見せつけられただけだった。コンタドールはツールにも出れそうだという情報もあるけど、さてシュレク兄弟やバッソエヴァンス、ヴィノクロフ大佐はどこまでやれるのか。カンチェラーラの鬼牽きでサクソバンクのアシストを削って……シュレク兄弟が山岳で二人がかりでアタックして……なんとかなるのだろうか?
最も印象に残ったのは第19ステージ、コンタドールが元チームメイトでずっと自分をアシストしていたプロ未勝利のティラロンゴに勝ちを譲ったシーン。ティラロンゴのガッツポーズ、表情を見ると胸に来るものがあった。別のチームに勝ちを譲るなんて八百長じゃないかと言われるかもしれないけど、自転車のロードレースは明文化されないルールが大量にあるスポーツ。あれを八百長という人はいないだろうし、逆に譲らなかったら、圧倒的なリードもあるんだしおいおいちょっとは譲ろうという気はないのかい、とさえ言われるんじゃなかろうか。あんな演出をされるともうコンタドールに文句のつけようがない、コンタドールとその他大勢のジロであった。
R.I.P. Wouter Weylandt [twitter:@wouterweylandt]
R.I.P. Xavier Tondo [twitter:@XavierTondo]