罪と罰

少し前に読み終わっていたのだが。

スヴィドリガイロフが自死してしまったとき、えー!?と思ってしまった。しかし、全編読み終わって、スヴィドリガイロフとラスコーリニコフの対比を思い返したときに、スヴィドリガイロフには死を選ばざるをえなかったという作者の意図があるんだろうなとも思った。二人とも人を殺してしまったという点では同じであるが、二人を取り巻くそれぞれの環境、また二人の行動の違いを踏まえたときに、死を選んだスヴィドリガイロフに対して、ラスコーリニコフが周囲に支えられ、改心していくということをドストエフスキーは書きたかったのだろうなぁと。スヴィドリガイロフは本当に最低でクズなやつなんだけど、これほど印象に残る登場人物もいないと思う。魅力的なヤツだった。あれ、主人公は誰だっけ。

罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)

罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)

罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫)

罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫)