highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

北のクラシックが終わりました

今季限りの引退を表明しているカンチェラーラはフランドル2位、パリルーベは落車でジ・エンド。
フランドルもパリルーベも戦況が動いた時点で動かずに(動けずに?)、そのまま挽回することもできず、レースを終えてしまった印象。パリルーベも落車で終わってしまったとはいえ、その前から不利な状況になっていたので、らしくない感じはした。
先週フランドルを勝ったときのサガンはフィジカルもナンバーワンといえる走りを見せていたけど、昨日はカンチェラーラの落車で協調して追走できる人がいなくなって終わっちゃった。でも、先週の勝利で新しい時代の扉を開いた感じ。世代交代だ。
驚きはボーネンとヘイマン。ボーネンはフランドルのような急坂勝負だともう厳しいのかなぁと思っていただけに、昨日の走りは本当に震えた。あれが王者なんだな。勝ってほしかった。カンチェラーラボーネンは勝っても負けても絵になるわ。
勝ったヘイマンは解説の栗村さんの「人間てああなるんですね」っていう言葉の通り、本人もびっくりして信じられないを凝縮したような不思議な表情だった。現実を受け入れられないような、泣き出しそうな、呆然としたような、なんかすごいシーンを見てしまった。最終局面に残った5人では一番勝つ可能性が低いと思われていたし、解説陣だってヘイマンについては「万が一」勝つとすればって強調してたぐらいだし。
自分もフィニッシュのシーンが信じられなくて画面見ながら笑ってしまった。もう笑うしかないでしょ。