BRM504別府200和布刈 終了 - AJ福岡Audax Randonneurs Fukuoka
Beppu200k - A bike ride in 別府市, 大分県
いよいよ最終日。
これまた厳しい一日となりました。一つはシャーマーズネック。結局治ることはなかった。走り始めた頃は特に問題ないかもしれないと思ったのだけど、やっぱりダメだった。もう一つは向かい風。とにかく風がきつかった。
ブリーフィングの最中、Genさんのすぐそばに鳥の死骸が上空からドサッと落ちてくるイベント発生。なんとも不吉な……
スタート 別府亀の井ホテル 6:00
スタートしてしばらくしてシャーマーズネックが解消している感じがなかったので、後ろの人にどんどん前へ行ってもらう。今日はもう気合で完走を目指すのみだ。最初の登りに入る前に停車して後続の通過を待つ。
PCの手前のコンビニに昨日と同様の面々のヨシダさん御一行が休憩中だったので、「やっぱり今日もダメでしたぁ〜」と報告がてら休憩。どうせPCは混雑してるだろうし。
こんなの食った。
前日晩の600kmのゴール受付のときだったか、このコンビニでだったか忘れたけど、こんなやりとりがあった。
わたし「シャーマーズネックで首が上がらんのですよ」
Genさん「じゃ、リカに乗ればええ」
たしかに。
PC1 セブンイレブン中津犬丸店 58.1km 9:17
もうほとんどの人が通過してしまった後だった。買い物をして特に補給もせず出発。
ここからが本当に大変だった。どんどん風は強くなってくるので、途中で何度も停車した。片手で危険というのもあるし、そもそも片手では走れない程度の強風になってきていたので、ヤバいと思ったら即停車で歩道を押して歩く。これ、時間内にゴールできるんだろうか?という疑問が湧いてくる。ギリギリ隊に近い進行だが、今回のブルベは207kmあるのだ。30分程度は余裕を持っていないといけない。
行橋のコンビニに近畿勢がいたので、ちょうどいい頃合いだと思い、自分もピットイン。近畿のみなさんはこれからグルメだそうだが、自分にはそんな余裕がない。ただ残り距離を減らしていくだけ。
ユメさんわかぼんさんが後ろからやってきたので、どうぞどうぞと先に行っていただく。
新門司北のコンビニで休憩。停車したり、コンビニ休憩で、ひたすら刻む走りしてる。超きつい。時間の余裕もあまりない。
小さな峠のようなところを越えたが、下りが大変。トップチューブに座って、リアのブレーキをフルにかけながらゆーっくり下っていく。
フォトチェックの和布刈公園の展望台までは急坂でなかなかキツいと聞いていたので、最初から押し歩き。こんなの片手で登れない。一人でトボトボと歩く。貯金もほとんどなくて、仮想クローズに対して20分あるかないかってとこ。おまけが6.7kmあるのでほぼ貯金なしだ。
フォトチェック 和布刈展望台 130.5km
カメラが汚れていて辛い。見晴らしがよかったので満足であるが、ここまで登ったら下りが大変やんけ。ハァーと一息ついていると、グルメを楽しんでいた近畿隊もやってきた。
下って市街地方面へ。海沿いなので風が強く、片手だとハンドルをとられそうになることも。貯金もないし、この風では危険だし、前に進まないし、いよいよここまでかと思った。残念だけど門司から輪行かなーと思って、それでも決断し切れずにダラダラ走り続けていると、近畿隊のマリオさんとMZさんがやってきた。そのまま前に行ってしまったけど、少し前のユメさんわかぼんさん夫妻に追い付いたところで、前を索いている様子。もうここに頼るしかないと思い、ちょっとがんばって「お世話になりま~す!」とこの集団にドッキング。一番後ろで必死に食らい付く。600kmのときもそうだったけど、一人だったら心が折れているところを周りの参加者に救われた感じだ。小倉の市街地ではEricさんも吸収して、ギリギリ隊は若戸の渡船へ向かう。
と、ここで前にもギリギリ隊の大集団が。そこにMZさんがすーっと前に出ていって「これだけの集団、渡船に乗り切れるんですかね?」とか言うものだから、一気に前の集団がスピードアップ。一本後になると15~20分ぐらいはロスしそうなので、ギリギリ隊にとっては死活問題。席の奪い合い!みんな必死!ランドヌールの助け合いの精神はどこへいった!
諫早のホテルが同室だった長崎のてれすけさん。お世話になりました。
結局、それなりに台数を載せることができたので、特にスピードを上げなかった我々も同じ便に乗ることができた。助かった。それでもPC2のクローズまであんまり余裕はなく、マリオさんを先頭にPC2へ滑り込んだ。
PC2 ローソンひびきコンテナターミナル入口店 161.9km 16:33
クローズ15分前。あぶなかった。このPCにたくさん参加者がいた。全体的にギリギリ隊が多いようだ。ヘブンウィークの最終ステージということもあるし、そもそもこのブルベ単体で見てもずーっと向かい風で全然ペースがあがらない。なかなかタフな条件だ。
もう一本後の便に乗ったと思われるI崎さんやEricさんがPCに滑り込んできたのと入れ替わりで出発。6.7kmのおまけを考えると本当にギリギリ隊。だけどもう登りはほとんどないし、川沿いに出てしまえばそれなりのスピードで走れるだろう。
マリオさんを先頭に絶妙なペース配分で着実にマージンを稼ぎながら川沿いへ。東南へ向かうところでは久々の追い風。本当にほんの少しだけど、追い風区間で稼いでいく。 MZさん、マリオさんの近畿隊に加え、まこたさん、岳人さん、香港のジョーさん、自分と大所帯で最後の川沿いを疾走。MZさんは普段ギリギリ隊をやらないので「ドキドキしますねぇ!」と言っておられたが、10分前ゴールとかをやっている身からすると、もう十分なマージンができている。
直方を通過し、飯塚へ。ゴールが近づく。ヘブンウィークもいよいよ終わりだ。最後は近畿隊に助けられて必死のパッチでゴールに辿り着いた。感謝。
ゴール 新飯塚ステーションホテル(新飯塚パークプラザ) 206.7km 18:56
戻ってきました。近畿隊の登場がなければDNFしていたと思うし、本当にギリギリ隊で一緒に走ってくれたみなさんには感謝しかない。去年は最後の600kmは脚が軽くてヒャッハー!という感じでゴールしたが、今年はなんとかかんとかヘブンウィークを走りきったという感じ。
変態(猛兵)達のゴール!
— R-マリオ@BRM124近畿200km泉佐野 榛原往復 (@R42138544) 2018年5月4日
#2018九州ヘブン #2018kyushuHeaven pic.twitter.com/Bj3bA7dudG
ギリギリ隊が多くてゴール受付に行列ができ、「福岡のブルベでこんな行列見たことないぞ!」とはたいかんさんの談。
アフターブルベ
ホテルへ移動して、さっとシャワーを浴び、近くの宴会会場へ。一週間走ってきたみなさんとあーだこーだと思い出を語り合う。ヘブンウィークの醍醐味だ。ばんばんさんについてはAJ福岡の下ネタ担当と認識した。また、EricさんからCascade 1200についての話を聞くこともできた。彼の最初の1200のDNFが何年か前のCascade 1200だったらしい。「真夏と真冬の装備が両方必要だ。厳しいぜ~タフだぜ~」とのこと。がんばろ……
AJ福岡代表のGenさんや鈴木さん達と二次会のラーメンで締めて最終日も終わり。ホテルに戻ってバタンキュー。
ヘブンウィークはもうちょっとだけ続くんじゃよ。