highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

Vuelta a España 2014

最終の山岳決戦、挑戦者であるから当然なのだがフルームの再三のチャレンジに惚れた。昨年のツールは圧倒的すぎて、コメントでも「おれが一番だ」感がアリアリと出ていたし、今年のウィギンスとの一件でもなんだかなぁという印象だったが、今回の負けたときに見せる表情が印象に残った。なんというか非常に人間味に溢れるというか。
あと、最終の登りでバ師匠は貫禄のギアミスからの後退。さすがの一瞬だった。
最終ステージの個人TTを終えた総合表彰のポディウムにはコンタドール、フルーム、バルベルデの三人が上がったが、本当にこの面々を見て、今年のブエルタはおもしろかったと思った。ジロもツールもおもしろかったのだけど、例えばツールのポディウムに登った三人は火花を散らして争ったかというと、う〜んやっばりニバリが抜けて強くてニバリは特に誰ともマッチアップしてないよねっていう感じがあるし、ジロのキンタナにしても然り。
でも、ブエルタは総合上位の三人だけじゃなく、4位のホアキン、5位のアルまでが山岳でがっぷり四つに組んで戦った結果のポディウムの顔触れで、前評判通りの豪華なブエルタだった。それにしても、1ヶ月ほど前のツールで落車で脚を骨折した上に裂傷が酷くて片足でしかローラー回せなかった人間と、ツールの落車で両手に骨折を負った人間がグランツールの総合ワンツーを決めるのだからこの人達は異常だと思う。
La Vuelta 19
春先にパリ〜ニースを制して今年は飛躍の年かと思われたベタンクールさんは久々の登場で豚ンクールさんとなっていたが、結局三週間走ってもスリムになることはなく、総合でビリから二番目という総合狙い勢としてはあるまじきリザルトでブエルタを終えたそうな。
Tinkoff on Twitter: "Right now: Tinkoff-Saxo celebrates in Santiago #LaVuelta See the amazing pics from the win: http://t.co/9nRywkg8Qi http://t.co/0mnXVLDF5x"
表彰式の途中にポディウムにやってきてバキューンして帰っていくおもしろオーナー。