highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

2022 Perth-Augusta-Perth 1200: Day 2 Nannup-Augusta-Nannup

2日目。Nannupを出発し、タイトルにもなっているAugustaへ向かい、そしてNannupへ戻ってくる。ナイトコントロールの場所が二日続けて同じというのはありがたい。荷物の片付けも適当に済ましておくので十分。

朝飯を食って、SachaやMudiに続いて5時頃に出発。いよいよ何もない区間の本領発揮ということで、2日目は街が出てくる度にちゃんと食うか買うかしておかないと本当に何もない。そういうこともあって、クッキーやマフィンなどをジップロックに詰めたものやバナナをバックパックに入れて走り出す。こいつらは緊急時の命綱である。また、サドルバッグは小さめ。アップダウンの連続かつ三日ともナイトコントロールに荷物を輸送してもらえるということを聞いてでかいサドルバッグを使わなかった。リアの三角形のところにぐるぐる巻きにしているのが予備のタイヤである。

Nannupはちょっと小高い丘に四方を囲まれているので、どちらへ行くにもまずはアップダウンを越えなければならない。

雨が降ったり止んだりしつつ、アップダウンをこなして最初の町Manjimupへ。カフェで温かいコーヒーを。結構寒くて朝方は一桁台、日中は上がっても20度台前半ぐらい、そして乾燥しているので空気がひんやりしている。

で、また雨が降り出す。うんざりしながら走っていると2kmほどミスコース。ハイウェイから脇道に入るところをスルーしてしまった。雨の中ミスコースして戻るのは辛い。

そして脇道に入るとこういうのが続いてしまう。

アップダウンを繰り返して辿り着いたのは次の町Pemberton。448km地点。ここにはコントロールがあるはずだが、Audax Australiaのフラッグも見当たらないし、町は一瞬で通過してしまうし、とりあえず最後の目立つカフェの前で写真だけ撮っておいた。どうやらこのカフェの中に一時的にスタッフがいた時間帯があるらしい。なんじゃそりゃ。

さて、ここからAugustaに向けて西へ進む。アップダウンは幾分マイルドになるものの、今度はドストレートの道になり、それはそれで厳しい。雨が降ったり止んだりでいよいよチェーンからキュルキュル音がするようになったので、道端でオイルを挿す。

こういったところが延々と続く。単調……。しかしこの景色には電線という文明がある。

Stewart Rest Areaというところにシークレットコントロールがあった。いろいろと補給できるのでありがたい。オレンジジュースとハムチーズサンド。ここにいるPhilというおっさんはかなり軽いジョークを連発してくるので注意が必要である。オージー流のオヤジギャグだろうか。Carolは三浦半島の三崎に住んでいたことがあるらしい。

ついにShire of Augustaへ。ちなみにRICOH GR2をいつものように持っていっていたけど、この後、レンズが開かなくなり今回の旅での役目を終えました。ブルベではいつもデジカメを持っていたけど、雨や埃に弱いので取り扱いには気を使うし、まぁもうスマホ二台体制に移行した方がいいんだろうなとは思う。GRクラスのデジカメももう気軽にブルベに持っていけるような値段ではなくなってきているし。走っていても景色は同じなので、今後どういう機材体制にするかを考えながら走ってた。考える時間だけはめちゃくちゃあるので結論は出た。というわけで、ここからはiPhoneのみです。

570km、Augusta。久々に電波をキャッチ。Augustaのコントロールは行って来いになっているのでスライドが発生するのだが、自分が次のコントロールへ向かう際には誰ともスライドしなかった。後続とは結構離れているようだ。一方で前も随分離れてしまっているのも確認済み。今日はもう誰とも会わないだろうなという状況。

日が暮れていく。ブルベの醍醐味である。

Margaret River、613km。やっぱり夜になるととても寒い。コントロールでスタッフが待機してくれていた。ケバブショップの前がコントロールでどうやらWayneが参加者分のケバブ代を持ってくれるらしく、店で注文するだけで支払いが発生しなかった。ありがとう!

350ml缶と比較するとわかるが、ステーキのケバブがとにかくでかい。これだけで大盛りの定食分ぐらい。

ワタシ「あのケバブはbigでしたな」

Wayne「あれはhugeというんだ」

とのこと。そんなもんを用意するな!

満腹になりました。こちらはロードサイドカメラマンの方。

Margaret Riverの後はNannupへ戻る単調な道を75km。アップダウンもあるし、夜なのに雨は断続的に降るし、気温は3〜4度ぐらいまで下がっちゃうしでなかなか大変であった。日本でこんな気温で雨が降れば「さむいしぬ」という状況になると思うけど、不思議とそういう感じはなかった。雨が止めば乾くというのが影響しているのだろうか。いつものウールジャージにウインドブレーカーを一枚着ただけで、グローブも特に防水のものではないやや厚めのものだけで乗り切った。まぁ寒いといえば寒いし、テンションが上がってただけかもしれない。

そして688km地点のNannup(二回目)に到着。2350なので昨日と大体同じ。同じ場所で勝手はわかっているので昨日と同じようにシャワーを浴びて食事へ。