highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

Paris-Brest-Paris 2019: Epilogue

もう二ヶ月近く経つこともあり随分記憶が曖昧になってきてしまった。

PBP2019

素晴しい体験だった。フランスの自転車文化に触れることができたのはとても大きいし、過去から続くブルベ文化の一部になれたような気がした。これはPBPだからこそなんだと思う。沿道のみなさんが参加者一人一人をとてもリスペクトしているように感じたし、その中で走れるのは他ではできない経験だと思う。過去に大勢のランドヌールが走った道を自分も走っているというのは言葉では言い表せない感動があった。

コースは思っていたよりきつかったので、もうちょっと脚力が上がるようにがんばらねばと痛感した。標高の高いところがないので大きなヒルクライムはないけど、1200kmで獲得標高が10000mを超えるということはそれだけアップダウンが続くということ。登っているか下っているかで、平坦はほとんどないなという印象。どこで力を使うかは意見の別れるところだと思うけど、登れるに越したことはないと思う。とにかく鍛えよう!といういい刺激になった。

補給や仮眠など

コントロールの食事がイマイチという話もあったけど、自分は特に気にならなかった。非常用のリゾットとかをドロップバッグに入れてたけど、まったく使わなかった。エナジーバーなども補給用に持っていたが、これもまったく不要だった。これは人によるとしか言えないが、コントロールや私設エイドの食事だけで全然問題なかった。次に行くとすれば、本当の非常用のエナジーバー数本だけで十分かなと思う。自分はボトルに水しか入れないので、粉飴なんかも不要。また、水も特に問題なし。フジェールではトイレの洗面台の蛇口の水をボトルに入れたのだが、これも全然問題なし。食事に関しては今回は改善されたのかもしれないが。

仮眠については自分は失敗したと思う。復路のLoudeacの後にどこかでもう一回ちゃんと寝るべきだった。仮眠所に関してはLoudeacの騒がしい仮眠所でも特に問題なし。これまた人によるとしか言えないと思う。自分は割とどこでも寝れる方なので、少々騒がしくても全然気にならない。また、時差ボケとかは気にしたところで解消するものでもないし、あまり心配する必要はないと思う。

予算

エントリーフィーとかもろもろ含めて、30万円はいってないはず。ツアーじゃなくて自分で航空券と宿を手配したというのもあるし、宿に関してはたまがわ愚連隊のみなさんで走行中の荷物置き場用の部屋を一部屋にまとめてしまったので、各自で走行中の部屋を確保する必要がなかった。空港からの移動のUBERも額面だけを見ると電車より高いと思うが、同乗した方々と割り勘になっているし、便利さと天秤をかけるとまぁ妥当なものだと思う。

最後に

何度もPBPに行く人の気持ちもわかったし、PBPは一度でいいという人の気持ちもわかった。たしかにきついブルベだと思うが、それ以上に得難い経験をできると思う。また行きたい。

Merci, France.