6月3日木曜日、兵庫ダービーがあるというので、初めて姫路競馬場に行った。
「姫路競馬場は時間の流れがゆっくりですよね」
と、藤川京子(なぜかサリーを着ていた)がレースの合間のトークショーで言っていた。その通りである。
まず人が少ない。前のレースが終わって、次のレースのパドックをいい位置で見るためにダッシュで移動してみても、パドックの周りにまだ誰もいない。メインレースの兵庫ダービーでさえも、である。
ぼちぼち園田競馬ブログの記事に、メインレースのパドックの様子の写真が掲載されている。
ぼちぼち園田競馬ブログ: 2010年6月3日(木)「第11回兵庫ダービー」ハイパーフォルテが制す
この方のパドック写真の一番手前に写ってる黒髪と茶髪の頭二人、井上オークスさんと赤見千尋さん。この二人が普通に座ってメインレースのパドック写真を撮るぐらいにまったりとした感じであった。ぼくはこの写真のさらに左の一番前でカメラを構えていた。
パドックで馬を見ていると、ハイパーフォルテの面構えが妙にいい。ぼくは地方競馬に行ったときは、ほとんどパドックの様子だけで馬券を買う。知らない馬の方が多いし、情報もない。今回も兵庫CSで見たメンバーぐらいしかわからない。フィオーレハーバーとハイパーフォルテの顔の表情を比べると、明らかにハイパーフォルテの方が走りそうというか、生き生きした顔をしていた。兵庫CSでもフィオーレハーバーが先着したとはいえ、最後はハイパーフォルテが詰め寄ったという内容であったし、脚色はハイパーフォルテの方がよかったのである。逆転の要素は十分だし、状態もよさそうだ。なのにフィオーレハーバーから馬券を買ってしまう。勝負弱い。
直線半ばでハイパーフォルテが勢いよく抜け出してきて勝負あり。フィオーレハーバーはフウリンカザンにも差されて3着だった。
表彰式には藤川京子がプレゼンターとして登場したのであるが、その表彰式スペースに入るのも観客側からである。「ちょっと通路開けてくださーい」と係員が先導して表彰式スペースに行く。他の競馬場がどうなのか知らないが、園田でもこんなことはない。観客との距離が近い。また行きたい競馬場である。