highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

デルタブルースの歴史的勝利

Melbourne Cup

デルタブルースメルボルンC制覇。前走で好走していたとはいえ、まさか勝ってしまうとは。安易に「歴史的」という言葉を使うのは気が引けるが、今回の勝利はまさに歴史的な勝利だと思う。
メルボルンCといえば、南半球最高賞金を誇り、今年で146回目を数える歴史のあるレース。このレースの日はメルボルン近郊では休日になるほどのレースらしく、日本の有馬記念と勝るとも劣らない祭典なんだろう。このレースで日本馬がワンツー。各国の歴史ある代表的なレースを日本馬が制したのはおそらくこれが初めてで、なんというか期待していなかったってのもあるが、予想外に嬉しい。やっぱりその国の根幹をなすレースを制するってのはすごいことだ。
HorlicksやTakeover Targetにタイトルを持っていかれたものの、そんなものを吹き飛ばすぐらいのインパクトをAussiesに残したんではないかな。願わくば、こういうシーンを凱旋門賞キングジョージといった欧州のビッグレースでも見たいところだ。
競馬場でのイベントなんかでも誰かにいじられてやっと口を開く程度の岩田さんが馬上インタビューでデカイ声を張り上げて「Very Happy!」とか言っていたあたり、この勝利の重みを感じる。

Breeders' Cup

先週末にはアメリカでブリーダーズカップもあったわけで、こっちはまぁYouTubeで映像見ただけ。
BC Juvenileを勝ったStreet Senseというのが強かった。というか、アメリカ競馬というのは道中も忙しいなぁ。
BC Turfをパリ大商店2着のRed Rocksが勝ったということは、今年のパリ大商店は実は相当レベルが高かったのだろう。一時は今年の欧州3歳馬は例年に比べてレベルが落ちるといわれたものだが、終わってみればパリ大商店組が凱旋門賞とBC Turfを制したわけで、強いのが王道路線にいなかっただけともいえる。にしても、Hurricane Runは悲しい終わり方だ。父Montjeuそっくりな晩年の凋落ぶりであった。しかし、Montjeuにせよ、Galileoにせよ、大物を出してくるなぁ。
BC ClassicでDavid Junior競争中止してたけど大丈夫かね。JRAが購入したばかりだというのに。

おまけ

ノーザンテースト最後の産駒が登録抹消 | 競馬ニュース - netkeiba.com
時代を感じる。サンデーサイレンス産駒は今年の3歳がラスト世代なので、今回と同様に最後の産駒が8歳ぐらいで登録抹消されるとすると、あと5年か6年ぐらいでサンデー産駒のいない時代がくるわけだ。