highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

SR600 紀伊山地の世界遺産

Audax Kinki SR600

4月19日(金)~21日(日)で走ってきました。Flecheの週を選んだのは、ブルベ狂のみなさんが出払っていて空いているだろうと思ったから。ただ、完全に単独というわけではなく、ぜっとさんが同じ日の出走になっていて(事前に日程を相談したわけではないのですが)、一人で走っているのだけれど、他にも同じコースを走っている人がいると思うとちょっとした安心感があった。

また、SR600KWのオープン早々にヒゲのマリオさんやきりさこさん(御二方とも去年の九州ヘブンウィークでご一緒した)が走っていたので、走行計画の参考にさせていただいた。ふぃりりんさんは剛の者すぎて参考にならないので、「現金大事」というのだけ参考にして、事前に二万円を財布に入れておいた。PCがコンビニ中心のブルベなら電子マネーだけで済むので現金をほとんど持ち歩かないが、今回はそういうわけにもいかない。SR600KW出走にあたり、現金をきちんと用意してまいりました。

ふぃりりん on Twitter: "ヤマザキにオサレなイートインあった 残金350円… "

こういう事態にならないようにしたい。すこしの事にも、先達はあらまほしきことなり。

というわけで、金曜5時スタートにしたので木曜に休みをとって朝から新幹線で新大阪まで移動。

さらに自走で泉佐野へ。前泊は泉佐野駅の近くのホテルエアポートインプリンス。泉佐野関西空港の対岸でホテルもぼちぼちあるし、飛行機でも電車でも遠征しやすいと思う。

りんくうタウン駅でぜっと号と合流して、早めの夕食を取り、ホテルに戻ってさっさと寝た。ぜっと号は3時スタートなのでホテルに戻った時点でお別れ。コースのどこかで会うかもしれないし、会わないかもしれない。

4月19日(金)

3時頃に起床し、近くのなか卯でからあげ定食を食べてからスタート地点のコンビニに向かう。

PC1 セブンイレブンりんくう松原店 05:00

5時きっかりにスタート。でかいサドルバッグを装備するのが昨年のCascade 1200以来なので、そこがやや不安。

まだ交通量も少ない中をチンタラと葛城山へ向かって走り出す。ルートラボを見た感じだと、600kmの中でも最初の葛城山がいきなりパンチのきいた登りっぽかったので、覚悟して行く。あと、途中にあった犬鳴温泉にはたぶん行ったことがあるな。記憶の果てに消えていた思い出だ。あまり思い出したいものではないが。

途中、15%とかいう標識を見て「エー!」って気持ち。こういう標識を見つけた際は停車する言い訳として積極的に止まっていきたい。

PC2の標識はどこかなーとキョロキョロしてたけど、文字が薄くて目に入らなかった。行きすぎてしまったのでちょっと登り返す。幸先悪し。

PC2 葛城山 23.6km 06:58

いわゆる絶景の国。

ここからは斜度のある下りの上に路面ガタガタなので、久々にチコリンパフの必要性を感じた(最近使ってない)。途中で通過する天空の村では、道の真ん中に鎮座してどいてくれない犬がいた。へいへい、どいてくれよ。

一旦下りて、もう一度登るわけであるが、PC3はいうほど登るわけではなかった。助かる。

PC3 丹生都比売神社 48.35km 08:32

桜の見頃は終わっているので閑散としてる。走り出すと上手く変速できないのでディレイラーの調整。メカトラというほどのものではないが、やれやれって感じ。

途中のローソン九度山町店でピットイン。24時間営業のコンビニは橋本を最後に新宮までないので、どこで補給できるかは事前にチェックしておく必要がある。とはいえ、日中に走る分には道の駅やヤマザキショップがあるので、どうしようもないわけではない。

この辺はダラダラと距離をこなしていくだけ。

PC4 モンベル五條店 78.7km 10:11

五條を抜けて下市に入るとだいぶ馴染みのある地域になる。母方の田舎が吉野なので、橿原から大淀を通って帰省するのが定番だった。親戚も多い。

駐車場のところでとりあえず一旦休憩。

吉野山の桜はもう見頃を過ぎていて、観光客は少なかったが、歩行者天国になっているので押して歩く。乗ったまま行っても問題なさそうだったが、結構な斜度の場所もあったので納得の押し歩きである。柿の葉寿司やめはり寿司(というか母は高菜のおにぎりと言ってよく作ってた)がこのコースの名物になると思うけど、これまでの人生でどれだけの数の柿の葉寿司やめはり寿司を食べたかわからないので、あんまりそそられることもなく通過。

あと、スギ花粉の季節ではなくて助かった。そういう地域なので、スギ花粉真っ盛りのときだったらここで絶命していたと思う。

PC5の看板を見逃さないように慎重に~慎重に~。

PC5 コウヤマキの群落 99.4km 11:42

ワーッと吉野山を下って、見慣れた景色の中を走る。

で、しばらく行った樫尾の交差点で左折してコースから外れる。この先を行くと母方の田舎。墓参りに来たのも5年ぐらい前が最後だし、往復10kmぐらいなので久々に行ってみましょう。

子どもの頃の思い出が蘇える。アブに追い掛けられて川に転落した現場だ。

はい。藤村Dが地図を見てなくて大泉さんにお小言を喰らった交差点です。

コースに戻って、道の駅川上で昼飯休憩。とりあえず柿の葉寿司がセットになっているやつにしておく。ちなみに鮭の柿の葉寿司が好きなんですけど中身は鯖でした。

ほんで、さらに道の駅上北山でも休憩。ヤマザキショップ(現金のみ使用可)があるので休憩にちょうどいい。フレームバッグにいくつかおにぎりを突っ込んでおく。

また、この先の下北山にヤマザキショップとJAならけんショップしもきたがあるので、営業している時間帯なら補給できそう(上北山で補給したので自分はスルーした)。

寄り道をしてたので、ここからはPCの距離に10kmほどプラスする必要あり。

PC6 七色ダム 188.4km (+10kmぐらい) 17:16

途中、サルに威嚇されたりした。ほぼ計画通りのスケジュールで到着。これだと丸山千枚田も暗くなる前に着きそう。

PC7 丸山千枚田 207.4km (+10kmぐらい) 18:14

ここもほぼ予定通りの時間。計画と10分もずれていない。

そしてこの景色。すばらしいワ……

おにぎり食べながら黄昏れてた。ブルベ特有の知能低下による云々とかInstagram(とそれを連携してFacebook)に投げておく(最近Twitterはすっかりご無沙汰)。

https://www.instagram.com/p/BwboiXmga9-/

ここでなんとなくTwitterを見たらぜっと号が丸山千枚田からの下りでミスコースして登り返したという大変ありがたいツイートをしていたので、eTrexの表示を拡大して細心の注意を払って下る。注意喚起ありがとうございました。

PC8 熊野速玉大社 231.5km (+10kmぐらい) 19:25

本日の最終PC。ここもほぼ予定通り。自分の計画力にしびれる。

さくっと通過して新宮サンシャインホテルへ。素泊まりなので、近くのファミマで弁当を買ってきて食べている間にホテル前のコインランドリーで洗濯練。21時ぐらいに就寝。

4月20日(土)

19時40分ぐらいにホテルに到着して、1時半頃に再出発しているので、だいたい予定通りの6時間滞在。

ホテルを出て、コースに復帰してしばらく走ると夜中に音楽を流しながら走っている不審な自転車乗りが見えた。明らかにぜっと号だ。那智勝浦のコンビニへピットインするようだったので自分も同行。スタート前日にホテルで別れて以来の再会。会いたかったよォ(棒読み)!

とはいえ、一緒だったのはこのコンビニだけ。こちらは二日目の宿を野迫川に取っているのでちょい急ぐ。自分が先に出発。

ここからは真夜中の山中に入っていくのでちょっと心細い。が、こういうシチュエーションこそブルベだという気もする。山に対して「お邪魔しま〜す」という気持ちになる。横でカサカサ音がするけど、まぁ鹿やろ(どこで見たか忘れたけど熊出没注意の看板もあった)。

PC9 熊野本宮大社 253.4km (+10kmぐらい) 03:06

ド深夜なので那智の滝ははっきりとは見えないけど、滝の音は聞こえるのでそれはそれでいい雰囲気だった。

PC9から先はいくつかのアップダウン。まったく車の往来もなく出会うのは鹿だけ。鹿しかいない。鹿しかいない。

あと、荒れた林道が厄介だった。ガードレールもなく、左側でちょっとバランスを崩すと転落&誰にも発見されないという悲しい事態になりそうだったので、道路の右側の轍を行く。また、座ったままだとあっという間にパンクしそうだったので、ケツを上げて衝撃はなるべく膝で吸収するように。この林道区間を抜ける頃にようやく明るくなり始めた。落葉や砂利だらけだったので林道区間が終わった後にボトルの水でブレーキの掃除をしておいた(新品のレーゼロのリムを雨の桜島で磨り減らした去年の九州ヘブンウィークの教訓)。

瀞峡の川下りのところで自販機休憩。もう少し通過時間が遅いとドライブインのレストランも使えると思うけど、自分の場合は開店前だったので自販機しかなかった。トイレも開いてなかったように思う。

ルートラボだと左へ行くのだが通行止め。看板に従い、瀞峡トンネルを使って迂回。

玉置山の登りは斜度がきついわけではないが、暑いので結構大変。交通量も少ないので淡々と登っていくだけ。ボトルには水しか入れない派なので、登りが終わったらコーラ(もしくは炭酸のシュワシュワしたやつ)を飲むんだ……展望台というからには自販機ぐらいあるだろう……という望みを持ち、がんばって坂を登っていく。

玉置山展望台へ分岐するところから斜度がキツくなる。荷物全部捨てていきたい。

PC10 玉置山 334.0km (+10kmぐらい) 09:15

自販機はなかった。でかい石碑と展望台以外に何もない。玉置山の駐車場の方に行けば自販機ぐらいあるのかもしれないけど、もうちょい登らんとあかんしな……と思い、十津川まで下ることにした。

ここ、玉置山の分岐のとこなんですが、登る前にうっかり荷物を全部落としてしまって、下りてきてから回収した方がよいのではと思った。戦略的落とし物だ。我々はもっと頭を使わなければならない。

というわけで、十津川まで下ってコミュニケーションストアふくおかというスーパーの横の自販機でファンタ休憩。生き返る~。

PC11に向けて十津川沿いを下る。すげえバイパスやなと思っていたけど、たぶん水害も多くてこういうの作ったんやろな……みたいな勝手な想像をしてた。真偽不明。

PC11 熊野本宮大社 362.0km (+10kmぐらい) 10:52

社の案内係のおっさんが観光客の写真を撮る係(有料ではなく単なる親切心だと思う)みたいになってたので自分もお願いした。自転車を入れてPCの目印を撮影となっているが、本人が写ってはダメだとは書いてないので自分も写り込んでしまう。ピース。また、今後こういう反射ベストを着たやつが時々来るかもしれないけどよろしくと言っておいた。

鳥居の前の商店の自販機でまた水分補給。4月にしては暑い。水が切れると死んでしまう。

近露王子までは20kmちょいなのであっという間やで!と思っていたけど、間に登りがあった。時間がなくてルートラボを拝借してeTrexにぶち込んできただけなので完全に予習不足。想定にない登りで削られていく。

PC12 近露王子 384.7km (+10kmぐらい) 12:27

手前にAコープや土産物屋があるので補給には困らないはず。Aコープではクレジットカードも使える。今回は唇カサカサにならないように積極的にビタミン豊富なみかんジュースを飲むことにしている。地域が地域だけにみかんジュースは豊富。

次のPCはごまさんスカイタワーで、当初の計画では20時通過だけど、近露の時点で計画から1時間ぐらい先行しているので、ごまさんスカイタワーもがんばれば明るい内に着くかもなーという雰囲気。サクサク行きましょう。

あと、コース上で一番の厄介ポイントかもしれないのが、400kmぐらいのところの放し飼いの犬。遠くでこっちに気がつかずぼんやりしている様子だったのだが、ふとこっちに気がついた途端、吠えながら猛ダッシュで併走してきたのでめっちゃ焦った。振り切るために全力でこぐ。飛びかかってくるような事はないのだろうけど、咬まれたりしたらかわなん。

で、龍神村へ。今回はすでに野迫川に宿を取っちゃったので、龍神温泉はスルー。ぜっと号と龍神温泉の上御殿で赤福対決したかったぜ(何)。

護摩壇山を登る前に道の駅龍神でまたみかんジュースを飲み、アイスを食う。が、全然補給が足りなかったようで、登りで大失速。ヘロヘロになってようやく登り切った。近露あたりで考えていた感じでは17時ぐらいにPC13に着きそうだったのに、結局着いたのは17時半。まぁ明るいからいっか。

PC13 ごまさんスカイタワー 450.4km (+10kmぐらい) 17:30

レストランなどは当然営業していないので、自販機でジュースを一本。あとは野迫川のホテルまで20kmぐらい下るだけ。龍神スカイラインを外れ、野迫川村へ下る。

18時半頃にホテル着。当初の予定では20時着だったので1時間半ほど早い。予約の際に22時チェックインとしていたので、ホテルの方はめっちゃ心配してたらしい。そもそもそんな時間帯に自転車で走るような場所ではなく、フロントの方だけでなく、厨房の方も「あなたが自転車で来られた○○さんですか~」とホテルのスタッフの中で話題になっていた。

部屋に案内されるときに「こちらが村で唯一のエレベーターです!」と言われてフフッてなった。夜空の美しさが日本でも有数だとか、要は秘境の村でホテルの経営もなかなか厳しいらしい。今後、SR600KWの参加者で野迫川でホテルを取る方もいると思い、そういう旨のことを話したら「それは助かります!」って言ってたので、龍神温泉にこだわらない人はぜひホテルのせ川に宿を取りましょう。

洗濯練をして就寝。

4月21日(日)

おはようございます!

フレームバッグに入ってたおにぎりを食べ、3時過ぎに出発。ホテルからPC14はすぐ。

PC14 熊野参詣道 470.5km (+10kmぐらい) 03:20

ここから龍神スカイラインに合流するまではゆるゆると登っていく。あと、ホテルを出るときには標高も高いし寒いかなと思ってウインドブレーカーを着てたけどすぐ脱いだ。ウールジャージだけでOK。

野迫川から龍神スカイラインに合流するところはいかにも秘境の村の入口っていう雰囲気で、金田一少年の事件簿の舞台になりそうだなーって感じの村です。たぶん事件が起きたら村への出入口が封鎖されて、「犯人はこの中にいる!」ってなる。

龍神スカイラインを下って高野へ。

PC15 高野山金剛峰寺 495.2km (+10kmぐらい) 05:16

朝から一眼レフでじっくり写真撮影している方がいたので、ちょっとだけお邪魔してバイク撮影。少し先に24時間営業のコンビニがある。那智勝浦以来。外のベンチで座って朝食。

どうもぜっと号(残念ながらスポーク折れでDNFとなってしまった)がレンタカーでコースをトレースしているようで、「もしかしたら追いつかないかも」とDMしてきた。そう言われると逃げ切りたくなってしまう。のが、人の性。

PC16まではほぼ下りのフリーフォール区間なので快調に飛ばす。トイレ休憩を入れたかったけど、ぜっと号から逃げ切りたい気持ちもあり、ノンストップでPC16へ(趣旨が変わっている)。

でも、こういう看板には反応してしまう。

PC16 和歌山マリーナシティホテル 549.3km (+10kmぐらい) 07:42

写真を撮って、Swarmでぜっと号のチェックインの場所と時間を確認して、さっさとリスタート。この時点では逃げ切れるんじゃないかなと思っていた(趣旨が変わっている)。

ここは大泉さんの寒いギャグがミスターに救われた場所です。

休暇村紀州加太の登りが大変というのはわかっていたので、十分に水分を取り、補給も万全。覚悟を決めて一気に登る。が、もうヨロヨロで、対抗が来ないことをいいことに、斜度の緩い場所をえっちらおっちら。

PC17 休暇村紀州加太 574.6km (+10kmぐらい) 09:04

売店でコーラと水を買い、コーラをぐいっと一飲み、水をボトルに移し、オーシャンビューを撮ったら、迫り来るぜっと号の影に怯え、速攻でリスタート(趣旨が変わっている)。

まだ行ける!と思いながらがんばっていたのだけど、途中の信号停止でSwarmを確認したところで、ぜっと号が数分前に休暇村紀州加太に到着したことがわかりジ・エンド。残り15km以上あるので、もう逃げ切れないと観念した。

残念ながら捕まった。あと少しのところで認定外完走おじさんに捕まってしまって悔しい。あとはゆるりとゴールへ。

PC18 セブンイレブンりんくう松原店 603.1km (+10kmぐらい) 10:46

拝借。

終わり。とにかく天気がよくて、最高に恵まれた条件だったと思う。ぜっと号はレンタカーの返却時間が迫っているということで、すぐに和歌山へ向かった。わざわざゴールまで来てくれてありがたいです。Strava警察に殺されそうですけど、flybyで三日目の車での猛追も見てみたかった。

自分はりんくうの湯へ移動して、風呂&食事。自転車は輪行状態にしてりんくうの湯で預かってもらった。で、りんくうタウン駅から電車で離脱。ぜっと号と合流して、新大阪駅でさらに肉を食って新幹線で帰ってきた。ぜっとさん、新幹線のカチカチアイスを買っていたけど、食べたくて買ったわけじゃなかったようだ(衝撃)。

いいコースなのでまた走りにいきたい。SR600ではあるが、峠そのものがフィーチャーされているコースではないので、紀伊半島の道の成り立ちの歴史を勉強してから走りにいくとより楽しめそう。

あれこれ

宿とか補給とか

今回は朝スタートで新宮と野迫川に宿をとるプランで行ったので、240km(寄り道の10km込み)、240km、130kmぐらいの配分。当初は新宮の一泊のみで行こうかと思っていたけど、暗闇で景色を楽しめないのも勿体ないなぁと思って、急遽野迫川にホテルをとって、ゆったり満喫プランにした。

一番スタンダードなのは新宮(もしくは那智勝浦)と龍神温泉ではなかろうか。夜スタートだと十津川あたりで一泊のみ、みたいな走り方もできそう。

補給については、無補給区間があるということに怯えてブラックサンダーやおにぎり、菓子パンを持っていたが、日中であれば補給場所にはそれほど困らないので、杞憂であった。道の駅やヤマザキショップがあったり、地元の商店みたいなのがあったりで、17:00ぐらいまでならそれなりに営業している店はありそう。夜中は自力でどうにかしましょう。

装備

上は長袖のSoigneurのウールジャージ(Audax JapanやAJ神奈川のウールジャージと同じもの)にジオラインのインナーのみ。下はジオラインのインナーにdhbのレーパンとモンベルのレッグウォーマーのみ。これで三日間とも通した。新宮と野迫川のホテルでちゃんと洗濯練しているので安心してほしい。

三日目に野迫川から出発する際、「夜中だし寒いかもなー」と思ってウインドブレーカーを着たけど、あんまり寒くなくてすぐに脱いだ。グローブはダウンヒルのときはフルフィンガーを使っていたけど、基本的には指切りのやつでOK。一番標高が高いところでも1200m程度なので、2000m級の峠越えの装備はいらない。

天気にもよるけど、夏ならそれなりに軽装備で行けるかもしれない。

ライト・バッテリー類

日中しか走らないのであればライトのバッテリーはそれほどいらないかも。走っていた時間帯は概ね以下の通り。

  • 1日目: 5:00-19:30
  • 2日目: 1:30-18:30
  • 3日目: 3:00-11:00

この時期だと朝は5時を過ぎると明るいし、夕方は18時半ぐらいまでは明るい。暗い中を走る時間を減らせば電池交換の必要はない。ライトの電池も予備を準備しておいたが、電池の交換をしたのはeTrexぐらい。

あと、SR600はPCの証跡として、暗闇でPCの対象物と自転車を撮影みたいな状況になるので、さっと取り外せるライトがあると便利。自分は前照灯用のThruniteのライト二本に加えて、ジェントス閃を写真撮影の照明用にぶら下げてた。

サドルバッグ

  • スタート・ゴール地点までの移動用のジャージやインナー一式
  • オーストリッチのリュック(クロサワバッグ): 補給に困りそうだったら食料を買い込んで背負って走ろうと思ってたけど、日中に走る分には補給もそれほど困らない。ので、使わなかった。
  • レインウェア: 上だけ持参。無用の長物だった。
  • ウインドブレーカー: 三日目のスタート時に着てたけど、すぐ脱いだ。
  • 輪行袋: 正直、輪行で離脱できるようなコースではない気がするが。

フレームバッグ

  • バッテリー類
  • 補給食もろもろ

現金

電子マネー派の人、現金持っておけよって言いたい。これ大事。少なくとも1万円ぐらいは持っておいた方が安心かも。

トンネル多し

長いトンネルもあるし、登り基調のトンネルもある。後続車に存分にアピールした方がよいと思う。今回尾灯一つは常時点灯。あとリフレックスオート。ヘルメットの尾灯も常時点灯。また、シートステーに3Mの反射テープを貼り、アンクルバンドもしてた。とにかく気付いてもらうことが大事。キラキラしていこう。