highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

インプレッション文学風にパナチタンを語る

パナチタンに乗るようになって彼女ができました!」

クロモリからチタンに乗り替えて10ヶ月ほど経った。もう9000km以上乗っているので、もはや新車のインプレという感じでもないのだが、これだけ乗れば身体にも随分馴染んでいるだろうと思うので、インプレを残しておきたい。

昨年の春、定峰200というブルベを走ったのがチタンバイクでの最初のライド。それまで重いクロモリバイクだったので、まず軽くなったことを実感した。大袈裟ではなく飛んでいるようだった。クロモリではややがんばって維持していた速度域までスッと到達するし、速度の維持にも無理がない。ギアでいうと3〜4枚程度、軽くなったように感じた。

剛性も十分だ。クロモリと比較すると、ペダルに乗せたパワーをロスせずに受け止めてくれているようだ。それでいて、ガチガチの硬さではなく、ロングライドでの疲労感も少ない気持ちのいい硬さで、快適さも兼ね備えている。路面からの衝撃をコツコツと去なしてくれるような、まるでシルクの上を走っているようなしっとりとした上質な振動で、地面に吸い付くような走行感を実現している。

サドル(こだわりないのでメーカー知らない)はHIGH PERFORMANCEと書いてある通り、お尻への負担は小さく、ふわっとした当たりで、長時間の走行での辛さの軽減に一役買っている。

コンポーネントは機械式アルテグラ。悪条件でも走行するブルベでの使用は機材の消耗が激しいので、コストパフォーマンスに優れた選択だろう。

フロントフォークは標準セットのベンドフォークだ。安定性志向だが、シャキッとしたハンドリングの良さも保っており、キビキビとしたコーナーリングが可能だ。

パナソニックのロゴはサンドブラスト仕上げで、フレームには一切塗装はしていない。チタンの輝きが生きるし、使い込むことによってできる傷も自転車の勲章のようになるだろう。

公式サイトの製品紹介にはこう書いてある。

404 Not Found お探しのページは見つかりませんでした。|電動アシスト自転車/自転車|Panasonic

まるで女性の手でやさしく押されているような、すうっと滑らかな加速感に誰もが驚くだろう。2、3回のペダリングで気付いた時には高速域に達するほどだ。

残念ながら筆者は自転車を漕いでいるときに女性にやさしく押されたことがないのだが、たしかに女性の手でやさしく押されているような加速感だし、彼女ができたと言っても過言ではないといえよう。

パナチタン、チタンの良さを生かしたフィーリングに仕上がっているし、彼女もできる、良いことずくめのバイクだ。