highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

坪松博之「Y先生と競馬」

マイ本棚にずっと残る一冊になりそう。

作家・山口瞳(Y先生)と担当編集者の著者が過ごした濃密な競馬の時間を描いている。もう30年近く前の話ばかりなのだが、ついさっきのことのように臨場感が伝わってくる。Y先生がルーチンとしていた競馬生活、つまり、新聞を広げて注目している予想家の印を確認し、競馬場で観戦し、馴染みの店で反省会をする、というのは競馬人の理想ではなかろうか。こういう本を片手に旅打ちなんかするととても楽しそう。

Y先生と競馬

Y先生と競馬