highriseの日記

自転車に乗ったり、外れ馬券を買ったりしている。

BRM520 西東京300 富士

3月にHANABIで飲んだときに、西東京300の話題になり、スケジュールも空いていたので軽い気持ちでエントリー。しかしながら、暑さで死ぬかと思った。今年参加したブルベで一番疲れた。

BRM520西東京300km富士(22時スタート) | AJ西東京

ルートを見る限り、国道246号で御殿場に向かうところは緩い登りなので、大変そうなのは芝川から30kmぐらい登るところと新雛鶴を抜けてから道志みちに合流するところぐらいというざっくりした予習。ヘブンウィークを走ってモチベーションがすっかり売り切れ気味で、eTrexのルートデータはAJ西東京提供のルートラボのデータからgpxファイルをダウンロードして入れただけ。自分でルートを引かないのは今回が初めて。

スタートへ

22時スタートなので町田まで自走してもいいのだが、モチベーション低下のため輪行で移動する始末。JR横浜線淵野辺駅へ。

西東京は初参加でございます。夜スタートなのに盛況だ。お、たまがわジャージがおると思ったら、AJたまがわのOさんだった。久しぶりにお見かけした。今年は二本目らしい。アキさんやなおさんといったRaphaチームも参加。そもそもこの方々とHANABIで一緒になったんだった。Raphaチームなのかよくわからないが、とりあえずRaphaチームという認識。

車検を受けたのが後ろの方だったので、最後尾付近で出発。

江の島までは信号ばっかり。数名でグループになって走る。夜だけど交通量多かった。神奈川県の真ん中らへん、普段走ることがないので市の位置関係がよくわからない。

通過チェック 片瀬江ノ島駅入口 38.6km

小田原まではお馴染みのルート。たまたま江の島の通過チェックをOさんが出ていくのが見えたため、後ろについていく。Oさん、いつも前の方で早い内にゴールしているので、一体どれぐらいのペースで走っているのだろうという興味から、がんばって小田原までくっついていく。どんどん貯金が増えていく。Oさん、ワタクシ、その後ろに二人というので国道134号を飛ばしていく。途中、信号で止まったときに自分の後ろにいた方が「普段こんなペースで走ってるんですか……?」と尋ねてきたので、「自分は違います。前の方のペースです」と答えておいた。はえーよ。

PC1 セブンイレブン小田原寿町3丁目店 73.1km

PC1で随分と貯金ができた。Oさんはさくっと補給して再出発されたため、ここでお別れ。巡回中のスタッフの方々と話していたらずいぶんと時間が経ってしまったのでRaphaチームの休憩が終わるのを待たずに出発。

国道246号は緩い登りなので、特にびびることもなく通過。街灯のない暗い区間も、後続に何人かいたので、心細くなかった。そのうち一人は、見学と称して認定もないのに走っている方だった。物好きすぎる。

あと、御殿場からの下りで何人もの人に抜かれた。御殿場から裾野に向けて下っているとき、ずっとラチェット音が聞こえてて、「あぁ~もうちょっとスピード上げろっていう無言のプレッシャーを感じるなぁ」と思っていたが、交通量が少なくなった途端に5人ぐらいがぶっとんでいって、あっという間に見えなくなった。下りが遅いのは認識しているが、それにしてもすごい勢いだった。自分は45km/hぐらいになってくると恐怖が先に出てブレーキかけてしまうし、ブレーキシューの減りが速いの、ブレーキのかけ過ぎではないかと思っている。

三島まで下ってくると、右手に富士山を見つつ、田子の浦沿いを走る。腹が減っていたくせに沼津の24時間営業のすき家をスルーしてしまったので、左側にコンビニが出てきたらピットインしようという方針で走る。で、ローソンに入り、眠気覚ましのコーラとチョコレートパンを。

同じコンビニにピットインしてきた方、なんか見たことある方だと思ったら、先週の北関東400が初ブルベだった方だ。連れの方は初ブルベらしい。マジで。

PC2 サークルK芝川町役場前店 167.3km

富士吉田でうどんを食べるつもりだが、すでにコンビニでうどんを食べた。まったりしているとRaphaチームも到着。他の人が続々と出発していくので、Raphaチームを置いてお先に出発。ここからは30kmぐらい延々と登るので時間に余裕を持っておきたい。

セブンイレブンまで711mなの、ご確認いただけるだろうか。

富士ミルクランドは営業開始前。ここで一時間も待つのはもったいないので、缶コーヒーでしばし休憩して、さらに登っていく。ここはまた別の機会に。

8時~9時になり、日差しもきつくなってきているし、気温もどんどん上がっている。このまま気温が上がっていくと、午後には死んでしまうという状況になってきている。やばい。

途中の富士ヶ嶺農林畜産物生産組合直売所っていうところで、何人か先客が自販機休憩しているのが見えたので、自分も吸い込まれ、日陰に座ってジュースを飲んで休憩。あついしぬ。

本栖湖の向こうに見えるのが南アルプスだろうか。

びゅーんと下っていると、登りでパスした方々にまた抜かれる。登っているときはヘロヘロそうだったのに、すごい勢いで下っていった。あの下り、すごい路面が悪いので、あんまりスピード出すとパンクしませんかね?と思った。

ここらあたりでぼちぼち腹も減ってきたので、「ちょうどいい頃合いだ。吉田のうどんだ!」と思い、ルートの左右をキョロキョロしながら都留方面へ下っていく。下調べなしなので、ルート沿いにある店ならなんでもいい。と思ったが、準備中だったりしてなかなか適当な店が見当たらない。

富士見バイパス北の交差点を過ぎて少し行ったところで、右手にうどん屋を発見し、ちょうど店先にランドヌールと思われる自転車があったので、じゃぁここでと。

ごちそうさまでした。

【閉店】開花 (かいか) - 寿/うどん | 食べログ

オーバーナイトランだし、お腹がいっぱいになったものだから、睡魔がやってくる。自然の摂理だ。

PC3 セブンイレブン都留井倉店 237.8km

外でやるやつがいるのかと思った。

というか、PC3あたりは、暑いし、眠いしでとてもやばかった。リスタートしようとしたら、あきさんなおさんの御二方が到着したところだったので、最後の区間は一緒に行くかと思って待っていたのだけれども、眠さがやばかったので少しでも先を急ごうと思い、先に出発してしまった。申し訳ない。

新雛鶴を抜けると、道志みちとの合流まで下ったり登ったりでなかなか大変。あと、PC2を出て、富士山麓を登っているぐらいから、ダンシングで自転車を左右に振ると前輪のハブあたりからカリカリ音が鳴るようになった。というわけで、登りになったらすぐにインナーに落として座ったまま登る。普段のスタイルと違うので結構大変。(異音については帰宅後、こういうときってホイールからの音に聞こえるけど、ハンドルあたりが怪しいのではっていう知見から、トップキャップが緩んでいるのを発見。締め直したら解消した。)

新雛鶴からは常に「暑い~眠い~」と独り言を言いながら走ってた。下っているときに、これを逆から登ると大変そうだなと思ったが、かつて富士熱海300で今回のルートをまったく逆に走って登ったことがあるのだった。当時の自分、よく時間内にPCを通過できたなと思う。不思議。

そして時刻は14時頃。一番暑い時間帯である。PC3以降はボトルの水を首筋にかけ、腕にかけ、脚にかけを繰り返しながら、なんとかかんとか道志みちに合流。暑かったというと、イザベラ600の二日目も結構暑かったけど、体感的には今年一番の暑さだ。途中、自販機休憩している方や、木陰で座り込んでいる方もいた。自分は自販機では満足できない、コンビニの涼しいところで休みたいという一心で走る。GARMINのログだと、32度とか33度とかを記録していた。そりゃ暑いわ。この時期にこの気温はまだ身体が暑さに慣れていないので、死んでしまう。

ゴールまで休憩なしでは無理だと思ったので、津久井青野原のサークルKに逃げ込み、イートインでしばらくじっとしてた。ドーナツとファミマのたっぷりプリンで残りを走るカロリーも補給。後続のみなさんもどんどん吸い込まれてきた。あまり吸い込まれてくるものだからイートインもいっぱい。このクソ暑い中、外で休憩されている方に申し訳ないので、席を譲って出発。

道志みちを下りきって、あとは相模原の市街地を抜けて、ゴールのケルビムへ。相模原のあたりは他のクラブのブルベでも通るので馴染み深い。

ゴール 今野製作所 304.0km

今年のブルベで一番疲れた。全身塩だらけで真っ白。5月にしては暑すぎでしょ。走ってる間、もうちょっと冷却について装備を整えないといかんなぁと思った。冷却用のアームカバーとかほんの気持ち程度にしかならない。一番いいのはハイドレーションパックを背負って、氷を入れて背中全体から冷やしていく方法だろうか。というか、30度超えたら走らないというのが正解なんだと思うが。

帰りは自走でと思っていたが、そんな気はすっかり消え失せ、Raphaチームのみなさんと淵野辺駅から輪行で帰った。

帰宅してさっとシャワーを浴び、いきなりステーキでハンバーグを食べに行く。自分はどんなに腹減ってても300gが限界なので、ステーキにハンバーグを追加する方々はもう住む世界が違うと思った。

自宅に戻ってそのまま布団にダイブ。当日中に洗濯峠を越えられなかったので有罪である。