おはようございます。独居房のような部屋で起床でございます。
ピント甘くて申し訳ないが、おわかりいただけると思う。トイレがカーテンで仕切られているだけなのだ。独居房でしょこれ。ブルベの仮眠のような、ただ風呂入ってウンコして寝るだけの場合、まったく気にならないけども。
今回は5時間ほどホテルに滞在する余裕があったので、完全にリフレッシュできた。新たな一日の始まりという感じ。
出発
おにぎりを一個詰め込み、出発の準備。
玄関に見たことのある自転車が置いてあり、フフフぜっとさんも独居房か〜と思いながら、ほぼ仮想クローズの時間ぐらいにホテルを出発。今日は250km走るだけ。いよいよヘブンウィークも最終日だ。
ということで、ホテルを出て正規ルートに復帰しようとしたらeTrexが上手く動いておらず、いきなり交差点を行き過ぎて戻る羽目になる。何をやっているんだ。
1時間ほど走って通過チェックへ。
通過チェック ファミリーマート江刺愛宕店 363.6km
これ、「えさしおだき」って読むんですってよ。
WさんやSさん、Mさんがいた。爽やかな朝です。どん兵衛を食べていたような気がする。
この通過チェックを後にして少し行ったところで、右のバーエンドのキャップがないことに気付く。Sさんは「あるある」とか言ってたが、いつ落としたんだろうか。全然気がつかなかった。このヘブンウィークの間、立て掛けてあった際にガッシャーンと倒れたのが何度かあり、パナチタンは納車1ヶ月ちょいとは思えないほど満身創痍になっている。
PC4までは北上川沿いを南下していくルートで、多少のアップダウンはあるが、交通量も少なくとても走りやすい。
お久しぶりの宮城県。
そして予定通り、途中でルート表示が終了。ここから先はキューシートのみ。とは言ってもブルベを始めたときはキューシートだけで走っていたし、ルート表示が終わってもeTrexの地図表示はできるので、この先のルートがある程度判断できる。結果として、特に問題はなかった。
で、途中のコンビニで休憩。とにかく暑い。夏装備に切り替える。みんな暑い暑いと言いながら吸い込まれてくるので、PCみたいになってる。
さらに川沿いを南下し、やや風にやられつつ、PC4でございます。
PC4 ファミリーマート石巻西山町店 467.7km
さっきのコンビニでハックさんが冷やし中華を食べていたのが美味そうだったので、迷うことなく冷やし中華。こんだけ暑いとさっぱりしたものが食べたくなる。さっと補給を済ませてリスタート。Sさんなんかは海鮮の店を探すと言ってあまり補給せずに先に出ていってしまったが、自分はそういう気分でもないしな〜ということで。
松島あたりで観光客向けの海鮮のお店が目に入ったけど、やっぱりそういう気分でもないのでスルー。あと、観光客が多いので、かなり待ちそうだし。
塩竈市、多賀城市あたりで、ちゃりけんさんともう一人の方(お名前がわからない)に合流。この辺はちゃりけんさんのホームなので、安心してついていく。途中のコンビニでみなさんと休憩していると、後続も続々と吸い込まれてくる。まー、暑いしな。ぐいっとカフェオレを飲んだはず。
仙台市から名取市にかけての津波の被害を受けたエリアでは、信号で停車する度にちゃりけんさんから話を聞きながら進む。仙台市から名取市にかけての津波の被害を受けたところも、今回のヘブンウィークで見ておきたいポイントだった。ここを通しているということは主催者もそう思っているのだろう。一度この目で見たいと思っていたが、なかなか機会がなかった。閖上のサイクリングターミナルの話も聞いた。
それにしても風が強くてもうヘロヘロ。ちゃりけん隊からちょっと遅れ、必死のパッチで進む。
海沿い区間を終えて内陸に向かう段になって、やっと気持ちよく走れる感じになってきた。ちゃりけん隊は休憩を入れるようだが、自分はまだ大丈夫なので、ここからは一人旅。そして、一山越えて角田市に入ったところで、最後のコンビニ休憩をとった。またしても冷やし中華である。これで残り50km弱。長かった1500kmの旅もいよいよフィナーレだ。最後に事故っては台無しなので、気を引き締めて再出発。
これだけ走ってくると脚も随分と出来上がってくる。まさにヘブン状態という様相。ガシガシ踏んで阿武隈川を上流に向かう。
いよいよ福島県。一週間かけて東北をぐるっと一周して戻ってきた。
伊達市街地に下りてきたらゴールはすぐそこ。青森駅前を出発し、秋田県、岩手県、宮城県を通過し、福島競馬場前のセブンイレブンに無事到着。競馬ファンの自分がこういう形で福島競馬場に来るとは思わなかった。
ゴール セブンイレブン福島競馬場前店 606.0km
ゴールは19時半前。先にゴールした人達はすでに受付に向かったようで、ブルベ関係者は誰もいなかったが、続々とみなさんがゴールしてきた。
なんとしても食べたいという気持ちの高まりから、ゴール即サラダチキン。
トラブルなく1500kmを走り切ってくれたパナチタン号。脚に疲労が残らない大変良い自転車だ。
イザベラ600は、PC1までの路面の悪さと、仙台あたりの津波の被害を受けた区間の風の強さが印象に残った。でも、景色はすごくよかった。
小一時間ほどみなさんと健闘を讃え合い、ゴール受付へ向かう。ヘブンウィークが終わってしまうのがなんとも名残惜しい。
ゴール受付 東横イン福島駅東口
東横イン福島駅東口のロビーで受付をし、ヘブンウィークは終了。無事に四本とも完走となった。
このホテルに部屋を予約してあるので、自転車を輪行状態にして部屋に持ち込む準備をし、ドロップバッグを受け取り、部屋でシャワーを浴びてからもう一度ロビーへ。
しばらくすると、ぜっとさんやひとみさん、吉田さんも無事にゴール。みんな顔や腕が真っ赤。それだけ今日は暑かった。ひらさわさんとはゴール後に飯でもという話になっていたが、さすがに遅いのでこれはまた東京に戻ってから別途開催しましょうということになった。Mさんもゴールしてきたが、時間に余裕がなくメカトラで遅れる形になったIさんを見捨てるような形になったのを悔いておられた。Iさんは時間外完走という形でホテルに到着したが、マヤさんの耳にもIさんが人助けをしていたことが入っており、無事に認定となったようだ。いい話。
MさんとIさんとオーディナリーのKさんの四人でロビーでビールを開けて乾杯。
1500kmというと距離的にも時間的にも長いけれども、本当にあっという間の一週間だった。走って食べて寝ての繰り返しだけど、それが何より楽しかった。また参加したい。現実に戻りたくない。
AJ神奈川のみなさん、参加者のみなさんに感謝。またどこかのブルベでお会いしましょう!